ダイレクトメール(DM)の豆知識:知っておくだけで得をする紙媒体の雑学

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ダイレクトメール(以下、DM)は、日常的に多くの企業が活用している販促ツールですが、実はその歴史や形状、日本郵便のルールなどには、知られていない意外な事実がたくさん隠されています

これらを知っておくだけで、DMの制作コストをさらに削減できたり、より効果的なデザインを企画できたりと、実務に役立つメリットも非常に大きいです

今回は、DMの発送や印刷をスマートに行うために役立つ、おもしろい豆知識をいくつか紹介します

ハガキの裏表と「宛名面」の広告スペースに関する秘密

ハガキには「どちらが裏か表か」の厳格な決まりがない

私たちが普段何気なく使っているハガキですが、郵便規定において「どちらの面が表面(または裏面)か」という明確な定義はありません

一般的には、切手を貼り、受取人の住所や氏名、差出人の情報を記載する面を「表面(宛名面)」と呼び、挨拶文や宣伝広告を印刷する面を「裏面(デザイン面)」と呼んでいますが、これはあくまで慣習的なものです。

特に開封の手間がいらない大判ハガキや通常ハガキDMの場合、顧客がポストから取り出したときに「どちらの面を先に目にするか」を送り手側でコントロールすることができません

そのため、どちらの面を最初に見られても興味を惹きつけられるよう、強力なキャッチコピーやメインとなるビジュアルを「両面」に配置しておくことが、反応率を落とさないための実務的なテクニックとなります

関連:DMの宛名はどのように作成すればいい?押さえておきたいポイントを解説

宛名面の下部は自由に記載可能

ハガキの宛名面は、すべてのスペースを住所氏名の記入だけに使う必要はありません。

日本郵便の規定に基づき、宛名やバーコード、料金支払いの表示に必要なエリアをしっかりと確保しておけば、残りのスペースは広告枠として自由にデザインすることができます

この宛名面の下部や空きスペースは、店舗へのアクセスマップや電話番号、URL、そしてWebサイトへ誘導するためのQRコードなどを配置するのに最適な空間です

裏面をダイナミックなビジュアルや商品の魅力だけで贅沢に使い、宛名面の空きスペースに実務的な行動導線を綺麗に格納することで、限られたハガキの面積を100%有効活用した美しいDMを完成させることができます

関連:宛名の正しい書き方| 長い会社名はどこで改行する?注意点やポイントをわかりやすく解説

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意外と知らないハガキの「サイズ」と「重さ」の境界線

ハガキとして送れる「ミリ単位」の厳しい基準

ハガキは「第二種郵便物」に指定されており、封書に比べて非常に安い料金で全国一律発送できるのが魅力ですが、そのためにはサイズと重さの規定を「1ミリ」「1グラム」単位で厳格にクリアしなければなりません

日本郵便のルールにおいて、ハガキとして認められるサイズは「縦140mm〜154mm、横90mm〜107mm」の間と決められています。

長方形であることが条件のため、この基準から1ミリでもはみ出したり、正方形や丸型などの特殊な形にカットしてしまったりすると、ハガキ料金ではなく「定形外郵便」の料金が適用され、送料が大きく変わります。

関連:DMのサイズ選びのポイントは?種類・発送料金の目安など合わせて紹介

重さは「2グラムから6グラムまで」の制限がある

サイズだけでなく、重さにも厳しい制限があります。通常ハガキとして送れる重さは「2グラムから6グラムまで」です。

2つ折りの「V字圧着ハガキ」や3つ折りの「Z折り圧着ハガキ」は、めくることで通常の数倍の情報量を掲載できる魔法のようなDMですが、これらも折りたたんだ状態で「6グラム以内」に収まっているからこそ、ハガキと同じ格安の送料で送ることができています

もし紙質を厚くしすぎたり、特殊な糊やフィルムを贅沢に使いすぎたりして「6グラム(Z折りは一部規定により例外あり)」を超えてしまうと、ハガキではなく封書(第一種郵便物)としての扱いになり、送料が跳ね上がってしまいます

そのため、発送代行業者に依頼する際は、規定の重量内に収まる適切な紙厚(コート紙など)の提案を事前に受けておくことが、後々の支払いトラブルを防ぐ安心なポイントとなります

関連:知らなきゃ損!圧着ハガキがDMに効果的な意外な理由

郵便封筒の「和封筒」と「洋封筒」の心理的効果と使い分け

縦開きと横開きで異なる印象

和封筒と洋封筒の違い

封書DM(封筒タイプ)を企画する際、封筒の形状選びも顧客に与える印象を左右する大切な要素です。封筒には大きく分けて、長方形の短い方にフタ(口)がついている縦長の「和封筒」と、長い方にフタがついている横長の「洋封筒」があります

縦長の和封筒は、古くから日本で公的な書類やビジネスの重要な手紙に使われてきたため、受け取り手に「フォーマルで堅実、重要度が高いお知らせ」という真面目な印象を与えやすいです。

一方、横長の洋封筒は欧米から伝わった背景があり、口が広くて中の資料が取り出しやすいため、カジュアルで親しみやすく、ダイレクトメールのデザインとしても非常に多く採用されています

色がもたらす心理的効果とコストの関係

封筒の「色」も、企業の広報活動や商品のイメージアップにおいてビジュアル的に強く働きかける要素です

色彩心理学において、青や緑にはリラックス作用や清潔感、信頼感を演出する効果があり、オレンジには陽気で活発な気分にさせる効果、黒には力強さや高級感を演出する効果があります

売りたい商品のイメージに合ったカラー封筒を選ぶことで、顧客が中身をイメージしやすくなり、読まれずに捨てられる無駄な数を減らすことができます

ここでコストを抑えるコツとして、カラフルな多色刷りにせず、コンセプトに合わせた色の封筒に「単色(1色インク)」でロゴや社名を印刷するという方法があります

単色にすることで、色の持つ心理的効果をスマートに際立たせつつ、印刷料金を劇的に安く抑えることが可能となります

圧着ハガキを綺麗に剥がすためのちょっとした「コツ」

勢いよく剥がすと破れるリスクがある

V字やZ折りの圧着ハガキは、届いた人がペリペリと接着面を剥がすプロセスそのものが好奇心を刺激し、高い開封率をもたらす優秀なアイテムです。しかし、この圧着ハガキは、剥がし方に少し注意が必要です

早く中身が見たいからといって、ハガキの両端を掴んで勢いよく一気に左右へ引っ張ってしまうと、糊やニスの接着力に紙が負けてしまい、折り目の部分から綺麗に2つに裂けて破れてしまうことがあります

綺麗に中身を閲覧するためには、ハガキに加工されている「コーナーカット(めくりやすいように角が切り落とされた部分)」「ずらし折り(数ミリずらして折られた部分)」に指をかけ、隅から斜めに向かってゆっくりと優しく剥がしていくのが正しい方法です

関連:Z折り圧着はがきとは?DMでの活用法を解説!

雨の日に届いた圧着ハガキの対処法

最も気をつけなければならないのが、雨の日の取り扱いです。圧着ハガキは水分に非常に弱いため、万が一、雨の日に郵便受けの中で濡れてしまうと、用紙の繊維が水分を含んで柔らかくなり、圧着に使われている糊やニスと完全に同化してしまいます

濡れた状態のまま無理に剥がそうとすると、内面の紙ごとベッタリと剥がれてしまい、中の印刷データが完全に読めなくなってしまいます

もし濡れた圧着ハガキが届いたときは、決してその場ですぐに剥がそうとせず、まずは室内の風通しの良い場所でハガキを完全に乾燥させてから、ゆっくりとめくるようにしてください

乾燥させることで紙の強度が戻り、中の情報を破らずに綺麗に確認できる可能性が高くなります

関連:圧着はがきの特徴・注意点とは|DMに活用する工夫もあわせて解説

まとめ

DMの仕様や郵便規定に隠された豆知識を知っておくことは、単なる雑学にとどまらず、実際のプロモーション費用を節約したり、配送時のトラブルを未然に防いだりするための実践的な知恵となります

DM発送代行業者であれば、こうしたミリ単位・グラム単位の細かな郵便ルールに精通しているため、入稿段階で適切なアドバイスを行い、最も格安で効果的な仕様を提案してくれます

豆知識を頭の片隅に置きつつ、賢くプロの力を借りて、最大の成果を生み出すダイレクトメールを発信していきましょう

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この記事の監修企業

株式会社シスク(CISC)

【監修企業のプロフィール】

1993年設立。データ分析、システム開発から、印刷、封入・封緘、発送代行までを自社で一貫して提供するワンストップ・メーリングサービスの専門企業です。


   

【監修の背景・専門性】

シスクは、単にDMを大量に印刷・発送するだけでなく、独自のシステム開発力とデータハンドリング技術を強みとしています。「どのターゲットに、どんなタイミングで送れば最も効果が出るか」というデータ分析から、「どうすれば送料や資材コストを最小限に抑えられるか」という物流最適化まで、DMに関わる全工程のプロフェッショナルです。

     

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