フォントの種類は数多くあり、どのフォントを選ぶかによって印象が異なります。そのため、宛名ラベルのフォントを選ぶ際には、最適なものを選ぶことが重要です。この記事では、宛名ラベルに最適なフォントやフォント選びの注意点、宛名ラベルの作り方などについてわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
宛名ラベル(宛名シール)とは
宛名ラベルとは、宛名シールとも呼ばれています。封筒やはがきなどを郵送する際には、宛名を書かなければいけません。宛名ラベルは、住所や名前などの宛名が記載されたシール状のもので、郵送物に貼るために作成します。
宛名ラベル(宛名シール)のメリット
宛名ラベルのメリットは、大きく分けて2つです。1つ目は、手書きによる写し間違いや書き損じなどを防げることです。手書きの場合、住所や名前を書く際に間違えてしまうリスクがありますが、宛名ラベルなら書き損じの心配がありません。
また、事務作業を効率化できることもメリットです。手書きだと時間も労力もかかりますが、宛名ラベルなら貼るだけで済みます。
宛名ラベル(宛名シール)基本のフォント
基本的なフォントとしては、「ゴシック体」と「明朝体」が挙げられます。以下では、各フォントについて解説します。
ゴシック体
ゴシック体とは、太さが均一のフォントで太めのマジックペンで書いたような見た目が特徴です。視認性に優れており、目を引きやすいため、文字を強調したい場合や注目を集めたい部分などに使われます。力強い印象を与えますが、カジュアルな印象もあるため活用シーンには注意が必要です。
明朝体
明朝体は、教科書などでも使われているフォントで、馴染みがあり誰でも読みやすいフォントです。読みやすさに優れており、上品な印象や真面目なイメージなどを与えることができます。明朝体は、正方形に収まる形で点や線が均一に配置されているため、フォントサイズが小さくなっても読みやすく、年配の方にも好まれるでしょう。
他にもある!宛名ラベル(宛名シール)におすすめのフント
基本のフォント以外にも、宛名ラベルにおすすめのフォントはあります。以下では、3つのフォントを紹介します。
楷書体
楷書体は、毛筆に近い見た目のフォントです。止めや払いがしっかりとしており、和のイメージがあります。視認性にも優れているため、誰でも読みやすいフォントです。楷書体は、誠実な印象や格式の高さなどを感じられます。そのため、失礼な印象を与えたくない、年配の方に送るといった場合にも向いています。
行書体
行書体は、年賀状や挨拶状などでよく使われるフォントです。楷書体と同様に毛筆で書いたような見た目ですが、流れるような続け書きが部分的に使われており、落ち着いていておしゃれなイメージを与えられます。行書体は同じフォントサイズでも、他のフォントより小さくなるため、フォントサイズには注意が必要です。
丸ゴシック体
丸ゴシック体は、ゴシック体に丸みを持たせたフォントです。一般道の道路標識にも使われているフォントで、視認性に優れておりソフトな印象を与えます。また、ポップで可愛らしいイメージがあるため、カジュアルなシーンに向いています。優しさや柔らかさも感じられるため、女性向けの商品やサービスなどにもよいでしょう。
宛名ラベル(宛名シール)作成のポイント
宛名ラベルを作成する際には、ポイントを押さえましょう。ここでは、宛名ラベル作成のポイントを2つ解説します。
「〒(郵便マーク)」は記載しない
宛名を書く際、「〒(郵便マーク)」を書く人もいるでしょう。しかし、郵便マークは不要な記号のため、宛名ラベルを作成する際には郵便マークの記載は必要ありません。郵便マークは、郵便局の自動仕分け装置が読み取れないため、7桁の郵便番号のみを記載します。また、「郵便番号」という記載も不要です。
大量に同じ郵便物を出す場合は「カスタマバーコード」検討する
DMなどのように同じ郵便物を大量に出す場合には、「カスタマバーコード」を検討しましょう。宛名下に「カスタマバーコード」を一緒に印刷するもので、条件を満たせばお得に郵便物を郵送できます。同時に同様の郵便物を1,000通以上出すなどの一定の条件を満たすことで、郵送料金が割り引かれるため条件を確認しておくとよいでしょう。
宛名ラベル(宛名シール)作成・フォント選びの注意点
宛名ラベルのフォント選びや宛名ラベルの作成では、注意したいポイントもあります。以下では、3つの注意点を解説します。
迷ったら基本のフォントを選ぶ
宛名ラベルをどのようなイメージにしたいのか、適切なフォントがわからないという場合には、基本のフォントを選びましょう。ゴシック体や明朝体は基本的なフォントのため、どのような内容の郵送物にも馴染みやすくなっています。また、視認性や可読性にも優れている万人向けのフォントのため、迷う場合は基本のフォントを選ぶのが無難です。
送付内容によってフォントを変える
フォントにはそれぞれが持つイメージがあります。そのため、企業イメージに合ったフォントを選ぶとよいでしょう。たとえば、誠実なイメージなら楷書体、ポップさや明るいイメージなら丸ゴシック体というように自社にあった印象のフォントを選びます。ただし、固定せずに送付する内容や相手によってフォントを変える方法もあります。
外注を検討する
宛名ラベルは、配置する場所など気に留めなければいけない点が多く、選んだフォントが適切かどうか判断しにくいケースもあります。配置などで迷う場合には、プロに相談することも選択肢の1つです。外注すれば、適切な宛名ラベルを簡単に作成でき、自社で作成するよりも業務の効率化が図れます。
宛名ラベル(宛名シール)印刷おすすめのサービス
宛名ラベルの作成は手間がかかるため、外注するのもよい方法です。以下では、宛名ラベル印刷におすすめのサービスを紹介します。
宛名.サポート
「宛名.サポート」は、豊富なプランが魅力です。封筒デザインから発送代行まですべてを任せられるプランや宛名ラベルの印刷のみのプラン、手書きプランなどさまざまなプランがあるため、自社の状況やニーズにあったプランを選びやすくなっています。
小ロットから大量ロットまで対応できるため、数通だけ作成したいという場合にも安心です。サポートも充実しているため、初めての利用でも安心感があり、スムーズに宛名ラベルの作成を依頼できます。
宛名印刷|三栄ぷりんと
「宛名印刷|三栄ぷりんと」は小ロットをメインに扱っているため、少量の宛名ラベルを作成したい場合に向いています。また、宛名印刷とあわせて、封入や投函作業などにも対応しており、業務効率の効率化が図れます。宛名レイアウトソフト無償提供も行っているため、どのようなレイアウトにすればよいかわからない場合にも安心です。
ラベル印刷・シール印刷.com
「ラベル印刷・シール印刷.com」では、Excelのテンプレートに必要な宛名・住所を入力するだけで簡単に発注できます。テンプレートがあるため、初めてでも迷うことなく利用できるでしょう。フォントは、ゴシック体と明朝体から選べます。基本的なフォントが使えるため、どのようなシーンでも使いやすいサービスです。
ACCEA(アクセア)
「ACCEA(アクセア)」は、封筒用・はがき用の2種類の宛名ラベルが作成できるサービスです。ラベル貼りの代行にも対応しています。1件からの小ロット、5,000件以上の大量ロットにも対応しているため、さまざまなシーンで活用しやすいでしょう。フォントは、ゴシック体と明朝体という基本的なフォントから選べます。
まとめ
宛名ラベルのフォントを選ぶ際には、自社のイメージや送る相手、内容などにあわせてフォントを選びましょう。しかし、宛名ラベルは配置など留意する点が多く、適切なフォントか判断しにくくなっています。そのため、迷う場合には外注も検討するとよいでしょう。
株式会社シスクの「宛名.サポート」は、小ロットから大量ロットまで対応しているサービスです。どんなフォーマットでの入稿にも対応でき、リスト化はすべて代行できます。圧倒的低価格でありながら高品質を実現しているため、宛名ラベル作成を検討している場合はぜひお問い合わせください。