DM Tips:そのDMの目的、そもそも何ですか?
よくあることですが、DMを出そうと決めるまではそうでもなかったのに、DM制作の段階になった瞬間から、「とにかく凝ったDM」「ひとヒネリあるDM」「アイディアに富んだDM」を出すことが目的になってしまうことがあります。
デザインやコピーを考え、アイディアが形になっていくクリエイティブな作業は楽しいものなので、気持ちはよくわかります。だからこそ陥りがちな罠とも言えます。
そのDMを出そうと決めたとき、そこには顧客に対して「●●」という情報を届けた上で「××」という行為をしてほしい、「△△」という気持ちになってほしい、という目的があったハズです。
例えば、あなたがレストランをやっていて、新メニューを開発したとします。
この新メニューを、まず店の味をよくわかっている顧客に試していただき、可能なら気に入ったところや変えてほしいところなどご意見をいただいて、店の定番人気商品にまで育てていきたい、そんな目的があったとしましょう。
この時、「新メニュー登場!」というコピーとともに写真が並んでいるDMは、この目的を達成できるでしょうか?
こちらが相手を、まず新メニューを試してもらいたいほど大事な顧客だと思っていることはどうすれば伝わるか?
新メニューを試すためにご来店していただくには、或はご来店いただいた際に新メニューをお試しいただくにはどうすればいいか?
より工夫を重ねた末に誰もが愛してくれるメニューにするために、気軽に感想を伝えてほしいという雰囲気は出ているか?
絵面だけでなく、考えなければならないポイントが見えてきますよね?