料金別納とは、大量の郵便物・荷物を差し出すときに便利な方式で、郵便物・荷物の表面左上部に「料金別納郵便」と「差出事業所名」の表示を行い、集配郵便局または指定された郵便局に差し出すものです。この場合、郵便物であっても、郵便ポストには投函せず、差出票を記入した上で、郵便局に持ち込む必要があります。「差出事業所名」には、郵便物・荷物を差し出す郵便局名を表示することになります。表示は、円形(直径2,3cm)、四角形(縦横それぞれ2,3cm)とすることができます。
この方式を使用する条件としては、同時に郵便物・荷物を10通・個以上差し出す必要があります。また、差し出される郵便物・荷物は同一料金ごとに分けられている必要があります。ただし、新特急郵便物、ゆうパック類、レタックス、国際小包、EMSは1通・個でも差し出すことができます。
この方式の利点として、次のような点が挙げられます。大量の郵便物・荷物を差し出すときに、切手を貼る手間を省くことができます。料金を一括して払うことができます。事前に料金別納表示の印刷を行うことができ、効率的な事務処理ができます。郵便物・荷物の差出状況(月日、通数、金額)の記録ができます。