ロッタリー(Lottery)とは元の英語を直訳すると「抽選、くじ」という意味になりますが、ダイレクトメールとの関連で使用される際には、ダイレクトメールの送信元の企業で商品を購入すること、あるいはサービスを利用することで応募できる小型の懸賞を指します。「商品の購入者」を対象とした「商品」の懸賞であることがロッタリーの特徴で、購入者を対象として提供される無料の景品であるプレミアム、商品を購入していなくても応募できる大型の懸賞であるスウィープステークスと区別されます。限定された対象に向けた懸賞であることから、「クローズド懸賞」とも呼ばれています。
懸賞は、デジタル機具や便利グッズなどの「お金を払って買うほどじゃないけど、無料でもらえるなら欲しい」と想わせるようなグッズがよく商品になります。「商品、または現金1万円」などのように、選択形式のロッタリーもあります。
ロッタリーはお金を払うことで参加できる懸賞なので、ギャンブルであり非合法的であるという批判がよくなされます。そのため公正取引委員会では、ロッタリーの商品の最高額を10万円、全ての商品の総額を予想取引総額の2%以内と、同じ懸賞のスウィープステークスよりもかなり低い金額に寄生しています。