マイレージプログラム(Mileage Program)とは、航空会社が行う顧客へのポイントサービスのことで、搭乗距離(マイル)に比例したポイントを付加し、そのポイントで無料航空券、割引航空券や各種サービスなどを受けることができるというシステムです。
このマイレージプログラムは、カーター政権による航空自由化政策の影響を受けて、アメリカン航空が業績低迷改善策として1981年にはじめたサービスが最初で、日本では1997年にはじまりました。ただし、英語ではFFP (Frequent Flyer Program)と呼ばれ、マイレージプログラムあるいはマイレージサービスという呼称は日本独自の用語となっています。
このマイレージプログラムは、CRM (Customer Relationship Management)の一手法に分類され、航空会社の経営において上質の顧客との関係性を向上させようとする施策になっています。ななわち、上位20パーセントの顧客が80パーセントの利益をもたらすというパレートの法則をもとにした顧客囲い込み戦略の一環です。
なお、最近では、航空会社とは関係ないポイント集計システムに対してマイレージという言葉を使うこともあります。