ダイレクトメールは顧客情報に基づいて、ある目的の元で個人宛てに郵便物を持って広告・宣伝を行う方法をいいDMと表記されることもあります。
郵便物を利用することで全国津々浦々まで宣伝目的に商品カタログや案内を送付することができるものです。これには正確な個人宛の宛名書きをはじめとする情報が必要となり、印刷費用は分野を特定するために割高になる傾向があります。
国内においてこれが盛んになったのは大正時代の中頃からとされていて、デパートの販売における絶好の方法として広がって行きました。
DMという略語が使われだしたのは1960年代初頭の頃からで、当時はパソコン入力などによって顧客リストを作ることはまだ行われていなかったために商品カタログがどの顧客に向いているかどうかをマッチング(Matching)させることは難しかったものでした。
これが送られて来ることで受け取る側も一種のステータスと感じることもあって結構注文も伸びたものでした。
不動産の販売などにも使われた時期がありましたがコンピューターの発達で、データベース化も進みました。そのうちにインターネットの発達によって、サイトでの商品表示やメール、フリーダイヤルでの問い合わせ、買い物カゴや電子商取引などが可能となって経費がかかることもあってその重要度は低下して来ています。