パレートの法則(Pareto’s Law)とは、全売上のうち8割は前顧客のうち2割の上顧客が作りだしているというイタリアの学者が発見したルールで、別名を2対8の法則と言います。すなわち、新規顧客の開拓や全顧客へ普遍的なサービスするよりも、上位2割の顧客へのアプローチのほうが売り上げに直結するという考えです。
これに則って考えると、上位2割の顧客を固定することができれば売上が伸び、安定した経営に繋がると言えます。上顧客2割と上顧客になる可能性のある見込み客にターゲットを絞ってダイレクトメールを送ると、全体に配るのに比べて、コストを抑えられる上に、レスポンス率が良く購入につながる可能性が大きくなります。そのため、自社にとっての上顧客を見極めることが大切です。顧客の買い物リストを分析することで、上位顧客を客観的に見極めることができます。
ターゲットの上顧客が同じ地域に複数名いる場合には、ダイレクトメールのバルク区分作業を前もって行っておくとコスト減になります。バルク区分は、ダイレクトメールを郵便番号ごとに束ねる作業で、これを行った広告郵便は割引を得ることができるのです。印刷の段階で地域順にしておくと区分けが楽になります。