フォローアップ(Follow Up)はダイレクトメール(DM)が目的とするクライアントからの良好なレスポンスあるいは反応を促す手法ですが、それは単に同一の素材を用いて何度も繰り返し送ることを意味するのではありません。一度のメールでは触発できなかったクライアントの興味を喚起するためのテクニックであり、そこに受け手側に反発や嫌悪感を持たせることなく、逆にクライアントに肯定的な洞察のきっかけとなるよう「フォローアップ」するのが重要です。
したがって、フォローアップ(Follow Up)には再送の法則を順守しつつ、コンテンツにクライアントの興味を全般的に把握した盛り込み方と同時に、クライアントにとって明確なメリットの所在をインパクトをもって訴える内容である必要があります。そのため、第一回目のDM送付から最終回の送付にいたるまで、クライアント側に同じコンテンツを見ても、その時のクライアントの状況変化によってもたらされるであろう興味/観点の変化に柔軟かつ縦横に対応したコンテンツの開発が必至です。
フォローアップ(Follow Up)の成功例、失敗例はクライアントからのレスポンスの統計からも一目瞭然であり、送付側にとっても一般クライアントから優良顧客を選別する手段となりうると同時に、一般クライアントを優良顧客に育成する(フォローアップ)するひじょうに有効なスキルと言えます。