フライヤー(Flyer)とは、ダイレクトメールの中に同封する小さなチラシのことです。
日本では特に、A6などサイズの小さいものや裁断の際に変形させたもの、厚めの紙に装飾が施されたものなどが多く、一枚刷りで薄い紙を使ったチラシなどとの区別がつけやすいという特徴があります。
そのため、受け取り手の目につきやすいという特徴を生かし、新商品や目玉となるものをフライヤーに印刷する、サンプルを添付するなどの工夫を用いてより関心を引くことが期待できます。
また、関連サービスや商品をフライヤータイプで同封することによって、「ついで買い」の意欲を刺戟することが可能といえます。
なお、印刷技術の進化により、様々な形状での印刷・加工が可能になったため、他のチラシのサイズを合わせる、あるいは大きくすることでダイレクトメールの主役とされるケースも増えています。
しかし、フライヤーがメインでない場合、装飾や形状など目を引くものだけに、相手に伝えたかった情報が霞んでしまうというデメリットも発生します。よって、ダイレクトメール作成の段階で、どのような相手に送るのかなどターゲットと商品内容を検討し、チラシの形状を決定する必要があります。