バルク区分、バルク作業とは、大量の郵便物を送付するにあたって、あらかじめ郵便番号ごとに仕分けして結束する作業のことです。請求書などを送る場合の区分郵便物や、ダイレクトメールなどを送る場合の広告郵便物として、割引きを受けるために必要な作業です。
区分の方法は、受取人住所の郵便区番号ごとか、差出郵便局が指定する郵便区番号ごとにまとめるのですが、差出郵便局によって幾分条件が異なりますので、その指示に従って行なってください。郵便区番号についても、郵便局によって上5桁(左から5桁)のところと、上3桁のところがあります。
参考までに、基本的な区分方法を記載します。まず、郵便番号の上5桁が同じものを10通以上で束にします。そして、上5桁区分で10通に満たないものを上3桁で。同様に上3桁区分で10通に満たなければ上2桁でまとめ、上2桁でも10通に満たないものは、雑ということでまとめます。
こうして仕分けしたそれぞれの束を、紐で十字に結束します。その際、束ごとに「通数」、「区分けした桁の郵便番号または雑」、「配達猶予の種類」を記した紙を、束の上に差し入れます。この配達猶予とは送達日数に対する余裕のことで、余裕なしの場合は「割引」、3日程度の場合は「特割」、7日程度の場合は「特特」と朱色で表記します。
こうして事前にバルク区分した郵便物を郵便局に差し出すと、その他の条件も満たした上で、郵便料金を割り引いてもらえるのです。