ティーザー(Teaser)の本来の意味は「じらす、気を引くもの、好奇心をそそる」というものです。ここから、ティーザー・コピーと呼ばれる、興味を引くような短い文言がダイレクトメールで使われるようになっています。
ダイレクトメールでは、中身のセールスレターがどんなにすばらしいものであっても、封筒を見て「これはDMだな、いらない」と判断されてしまえばそれで終わりです。なんとかして開封してもらうためのテクニックとして、このティーザー・コピーがあります。思わず封筒を開封して、中身を確かめたくなるようなティーザー・コピーを書くことにより、開封率を上げることができます。
ティーザー・コピーの「開封を誘導できるもの」の例として「続きはCMの後で」のようなものがあります。また「DMの中身に触れる」例として、「詳細は中身をご確認下さい」のように、わざと少しだけ情報を紹介するという手法もあります。さらに、「期限や限定条件を設定する」例として、「豪華商品を受け取るには」何日までに返信ください、というやり方もあります。このように、うまくティーザー・コピーを使うことにより、DMの返信率・反応率を格段に高めることができるようになります。