ダイレクトメールにおけるターゲット(Target)とは、その言葉の通り、ダイレクトメールを送る相手のことを指しています。ダイレクトメールとは、日本中の全ての人に送ったところで、大きな効果は上がりません。ダイレクトメールで紹介する商品を、日本中の全ての人が買う。なんてことにはならず、経費だけが残ってしまうため、効果は小さいどころかマイナスです。
では、どうすればいいか。ダイレクトメールを送る相手を考え、絞り込めばよいのです。化粧水のダイレクトメールを男性に送っても、たいした効果は上がりません。若い女性を狙った上で、地域や年代などで細かく分けて、最も効果の上がる客層、つまりターゲットにダイレクトメールを送る事で、初めてダイレクトメールは生きるのです。
ダイレクトメールで紹介したい品物や、ダイレクトメール自体のデザインなど、ターゲットを考え、絞り込むための要素は大量に存在します。手当たり次第ではなく、ターゲットを絞り、経費を抑えつつ売り上げを増やす試みは、ダイレクトメール業界では基本といえるほど重要な事です。費用の掛かりやすいダイレクトメールを、効率よく扱うためには、こうしたリサーチと検証が必要不可欠なのです。