追伸とは、手紙で本文を書き終えた後、差出人の署名の後に書かれる備忘録、あるいは追記として後に書かれる文章のことです。
ダイレクトメールにおいては、テクニックの一つという側面も持ち、挨拶状での重要な点の念押しや、購買意欲を刺激し再度検討を促すために使われます。また、追伸という形をとることでセールスや念押し以外でも、相手の健康状態や時節の気遣いなどを書くこともできるため、送付相手に顧客を気遣っているという印象を与えることもできます。これは、ビジネスの場において、不足の追加という印象のある追伸が使用されることが少ないため、競合他社との差異となり得ることが可能といえます。
このように、場に応じて様々な工夫を行い、他者との差異を意識したダイレクトメールを作成することで、送付相手の意識に残りやすく、マーケティングに非常に有効なテクニックの一つとして考えられます。
しかし、本文の後の追記という形である以上、長文や過度のセールスは相手の嫌悪感や、必要なことが本文に収まっていない印象などを与えるため、マイナス要素と取られやすく、適度な短さや相手の読みやすさ心がける必要が有ります。
そのため、積極的なセールスやテクニックを意識するより、相手を意識して活用することが望ましいでしょう。