ダイレクトメールに関する用語で、「手封入」とは、書類などを封筒に入れる際に機械を使わず、人の手で一通一通丁寧に作成することです。
中には、宛名の手書き作業や切手貼り作業も含むものもあり、機械で作成するものよりもかなり手が込んでおり、人の手で作られたものならではの温かみを感じるものでもあります。そのようなダイレクトメールは人の心を捉えやすく、開封もせずに捨てられてしまうダイレクトメールが多い中、きちんと中を見てもらえる確率が高いのではないでしょうか。
「手封入」は、書類を封筒に入れノリなどで閉じ、切手を貼り宛名を書くという誰でもできる作業ではありますが、短時間で大量に行うにはコツがいるものです。住所や宛名などのミスは許されず、また字も美しくなければなりません。量が多くなればなるほど、集中力が必要になる作業です。このことから、封入作業を専門業者などに外注しているダイレクトメール業者も多いようです。外注先は、倉庫などの専門の作業場のほか、一般家庭で内職として行っているのが一般的のようです。
外注すればそれだけコストがかかりますが、それよりも丁寧さを優先する企業の場合、この手封入を採用しているようです。