ソロDM(Solo DM)とは、例えばイベントや催事の際のお知らせに使用し、一回だけ送付するDMの事を指します。これに対して、一人の客に複数回送付するDMもあり、年間を通して同じテーマのDMを複数回送る「シリーズDM(Series DM)」や、一定期間をおいて同じDMを再度送る「フォローアップDM(Follow Up DM)」などがそれに当たります。
マーケティングにおいて、DMはデータベースの活用などによってピンポイントにターゲットを狙う事が見込めますが、さらに効果的に利用するにはソロDMよりもシリーズDMやフォローアップDMを打つ方が得策と言えます。DMには“再送の法則”が存在します。これは全く同じDMを全く同じ客に何度か送付した場合、2回目のレスポンスは1回目の約50%となり、3回目以降は約30%で安定するというものです。このレスポンス率を上げる為に、ただ同じDMを何度も送るのではなく、封筒の色を変えたり、デザインやコピーを一新したり、新たな特典を付けるなどの工夫をほどこします。すると、受け取った客は常に新鮮な気持ちでDMを見る事ができ、客からのレスポンス率も向上します。この工夫を「チェンジ・オブ・ベース」と言い、シリーズDMを送付する時の基本的な戦略のひとつです。