クリエイテイブ(Creative)という言葉は、広く様々な場面で使用されます。例えば、システム・プログラムをはじめとした基盤的なものや、言葉やデザインといった表面的なものが挙げられ、そういったものの作成を仕事にするクリエイター(Creater)と呼ばれる人も、現代では多くなっています。
では、ダイレクトメールに関わるクリエイテイブ(Creative)とは、一体何を指すものなのでしょうか。それには、封筒やパンフレット、手紙文などが当てはまります。また、ダイレクトメールというものは、主に人と人が連絡を取り合うツールあり、ここにはデザインや機能性ばかりでなく、「マナー」という要素も重要になります。見やすい文章・資料になっているか、使いやすいしくみになっているか、そのダイレクトメールを通じて何らかの繋がりが生まれるような工夫が施されているかといった基準と共に、誤字脱字・誤情報の記載はないか、一方的な押し付けになってはいないか、相手が気持ち良く受け取れるものになっているかといった相手を思いやる姿勢も、「マナー」として必要になります。
クリエイテイブ(Creative)という言葉が頻繁に用いられるようになった現代ではありますが、用いられる要素ひとつひとつにも、根本にはそれぞれに培われてきたかたち、想いというものがあります。そういった伝統を継承しつつ、そこから現代、未来へと繋がるものをクリエイト(Create)する必要が、私たちにもあるのです。