郵便局を利用して、格安でダイレクトメールを発送する方法の一つに、「広告郵便物割引」があります。これを利用すると郵便料金が11~48%割引されます。
ただし、利用に当たっては、既定の条件を満たしていると認められなければなりません。ですから、事前に取扱郵便局に申請し、承認を受ける必要があります。
郵便物の種類は、定形郵便物、定形外郵便物、通常はがき、往復はがきであり、その内容は、販売促進のための広告類であることが絶対条件です。例えば、バーゲンや新規開店、会員募集の案内などはこれに該当しますが、求人広告や広報誌などは該当しません。また、アンケート用紙やサンプル、割引券など、その広告郵便物に直接関係するものであれば、同封することができます。
そして、取扱郵便局へ同時に差し出すものは、形状や重さが同一で、2,000通以上でなければなりません。この時、事前に受けた「承認書」と「郵便物の見本」を一緒に提出します。
このサービスには、「差し出しの都度割引」と「月間割引」の2種類があり、支払方法や割引率が異なります。
前者の支払い方法は、料金別納と料金後納、料金計器別納のいずれか、後者は、料金後納か料金後納の料金計器別納になります。
また割引率については、差出通数や、封書かはがきかなどによっても異なりますし、この「広告郵便物割引」と、「事前区分割引」や「バーコード付郵便物割引」を併用することで、割引率を加算してもらうことも可能です。最大で48%割引となるのは、こうした割引サービスが併用できるからです。例えば、封書100万通以上の都度割引率は40%ですが、この時、7日程度の送達余裕があると申告し、地域区分局等に5万通以上差し出し、バーコード付郵便物割引も併用すると48%割引となります。