LTV(Life time value)とは顧客生涯価値のことです。CRMの重要な指標のひとつで、顧客との関係を良好に保つことで、収益の最大化を図る考え方が一般的です。他の意味として、オンラインゲームやアプリゲームの課金者の生涯課金額を指すこともあり、広告での投資コストに対して、LTV(この場合、何日でいくら課金してくれるのか)で回収が見込めるかを想定して集客の投資コスト回収目安を考える方法もあります。
例えば、ダイレクトメールからゲーム内に集客した顧客が30日で平均1000円を課金してくれたとします。その場合、広告での獲得コストは
CPAで1000円以内にとどめることで、30日以降からの広告で生み出した利益と考えることができます。期間の設定は将来を予測しやすい範囲で設定することが前提となり、例えば1年の期間で投資回収を目指したとしてもゲーム自体古くなったり、他のライバルゲームが出てくる可能性など予測がつきにくくなります。そのため、常に1ヶ月、1週間、3日など細かく期間を切ってLTVを常に観測することが重要になります。
ダイレクトメールにおいても1通あたりの広告単価からCPAを算出し、いつまでの投資コストを回収できるかを想定するとより精査されたコスト調整が可能となります。