AISAS(Attention, Interest, Search, Action, Share)は、ネットでの購買行動をあらわすモデルです。すなわち、Attentionで顧客の注意を引き、Interestで顧客の関心を引き、Searchで顧客の検索行動を促し、Actionで顧客の購買行動を起こさせ、Shareで顧客の情報共有活動を促すという、ネット社会での購買行動モデルをあらわしています。
従来は、AIDMA (Attention, Interest, Desire, Memory, Share) という購買行動モデルが有名でしたが、インターネットの普及により、ネット時代の新しいモデルとして提唱されました。AIDMAが購買行動の心理的モデルであるのに対して、AISASのほうはネット社会における実際の行動モデルであると解釈されます。すなわち、SearchはGoogleやAmazonのサイトなどでの検索活動のことを指し、ShareはAmazonのサイトでのフィードバックやSNS等へのクチコミ投稿などの活動をあらわしています。
なお、このAISASの購買行動モデルは、電通によって提唱され、2005年6月に登録商標されています。