ダイレクトメールを送るにあたって欠かせない手法の一つとして、AIDA(アイーダ)の法則というものが有ります。AIDAという用語は、
このそれぞれの頭文字を取ったもので、1920年代に米国のE・K・ストロング氏によって論文中に示された、セールスにおける顧客心理の段階の略語です。顧客が商品を購入しようと決めるまでにはこの4段階があるとされます。
類義語として、Desire(欲求・利益)とAction(行動)の間にMemory(記憶)を加えた、「AIDMA(アイドマ)の法則」というものもあります。AIDMAは一般広告と店舗によって購買させるモデルなのに対し、AIDAは広告のみで購買行動に至らせるダイレクトマーケティングの心理変容モデルで、ダイレクトメールを始め、多くのダイレクトマーケティングの分野で有効なモデルの一つとして使用されています。
AIDAの法則を使った流れを簡単に説明しますと、まず「Attention(注意)」です。自分の商品やサービスをインパクトのあるキャッチコピーや内容で顧客の注意を惹きます。次に「Interest(興味・関心)」です。その商品やサービスはどんな内容なのか顧客に興味を持ってもらい、関心を持てるような説明をしていきます。そして「Desire(欲求・利益)」です。その商品やサービスに対して欲しいという欲求やメリットを感じてもらうように繋げていきます。最後は「Action(行動)」です。顧客に購入する行動をしてもらうように進めていきます。これがAIDA(アイーダ)の法則と呼ばれる、4段階の顧客心理を使った手法です。この心理をクリアできるような内容を作れば、ダイレクトメールの成約率は飛躍的に上がって行くことでしょう。