DMで販促を最大化!webとの相乗効果やコスパを上げる方法を解説

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デジタルマーケティングの勢いが増し、WEB広告、SNS、メルマガ、LINE公式アカウントなどが販促手段の主流となった現代。

しかし、いま改めてオフラインのメディア、特に「DM(ダイレクトメール)」の価値が強く見直されています
本記事では、ハガキ・圧着・封書といった各種DMの特徴、webとの相乗効果、そしてコストを最小限に抑えながら効果を最大化する「発送代行業者の選び方」までをまるっと解説します。

目次

DM(ダイレクトメール)が持つ独自の販促効果と顧客心理

多くの企業がDMを発送し続ける理由は、インターネット広告にはない「独自のメリット」と、人間の心理に直接働きかける「特別な効果」があるからです。

単純接触効果が高まる

不特定多数の潜在的な消費者に広く浅くアピールするテレビCMや一般的なWEB広告に比べ、

一方、DMは「過去に一度でも自社の商品・サービスを利用したことがある顧客」や「特定の属性を持つ見込み客」に対して、ピンポイントで情報を届けることができます。

たとえ送付後すぐに購入や来店に繋がらなかったとしても、受け手の名前や住所を伴って届くDMは、顧客に対して自然と親しみを抱かせるようになります(単純接触効果)。

いざ「その商品やサービスが必要になった瞬間」が訪れたとき、音沙汰のない競合他社よりも、真っ先に自社を選んでくれる可能性が飛躍的に高まるのです。

「特別感」と「歓迎されている感覚」が購買意欲を刺激する

新聞折込チラシやポスティングチラシは、誰の家にも無差別に配られるため、すぐにゴミ箱へ直行してしまいがちです。しかし、自分の氏名と住所が印字されたDMは、受け取り手に「自分宛てに送られてきた特別な手紙」という印象を与えます。

顧客心理として、自分の存在を認知され、企業から歓迎されていると感じると、その企業に対する信頼感が向上します。

さらに、そのDMに「会員様限定クーポン」や「優待券」「シークレットセールの案内」がついていれば、その特別感は最高潮に達します。一度きりの利用で終わっていた休眠顧客を、長期的なロイヤルカスタマーへと引き戻す強力なトリガーとなるのです。

顧客の「習慣」に溶け込む定期送付の重要性

世の中の多くの店舗や企業は、リピート率の向上に日々苦心しています。

DMは、顧客に自社の存在を「思い出してもらう」ための最も確実な手段です。

特に、以下のような季節のイベントや顧客個人の記念日に合わせた定期的なアプローチは、顧客の生活習慣の中に自社を溶け込ませるために極めて有効です。

  • 季節のイベント: 年賀状DM、暑中見舞い・残暑見舞い、クリスマスカード

  • 顧客のイベント: 誕生月のバースデーカード、入会・購入から○周年記念

毎年・毎月、決まった時期にクオリティの高いDMが届くことで、顧客の記憶に強く定着し、「そろそろあの店に行く時期だ」「あのサービスを更新しよう」という自発的な行動を促すことができます。

関連:暑中見舞いのDMの書き方をマスターしよう

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DMとwebの相乗効果

現代のビジネスにおいて、ホームページ(web)やSNS、メールといったデジタルでの情報発信は欠かせないものになっています。しかし、それと同時に、形のある紙で届くダイレクトメール(DM)を組み合わせることで、お互いの弱点を補い合い、驚くほどの成果(相乗効果)を生み出すことができるようになります。

デジタルとアナログを上手に掛け合わせることで、どのようなメリットが生まれるのかを解説します。

webの「見落とされやすい」をDMが解決する

メールマガジンやSNS、インターネット広告は、コストをかけずに多くの人へ届けられる便利なツールですが、毎日たくさんの情報が画面に流れてスルーされやすいのが弱点です。

一方で、オフィスや自宅のポストに直接届くDMは、手に取って触れることができるため、圧倒的に記憶に残りやすいという特徴があります。まずDMで強い印象を残すことで、その後に送るメールやweb広告にも自然と目を留めてもらいやすくなります。

DMの「載せきれない」をwebが解決する

封書や大判はがき、圧着DMなど、紙のDMはたくさんの情報を載せられるとはいえ、やはり紙のサイズによる限界があります。また、商品の動画を見せたり、最新の在庫状況をリアルタイムで伝えたりすることはできません。

そこで、DMの中では「一番伝えたい魅力」や「限定の特典」をズバッと目立たせて引き込み、詳しい仕様や実際の動いている様子、申し込みの手続きはwebサイトへ誘導する、という役割分担が効果的です。

DMを「webへの入り口」として使うことで、紙面の狭さを完全にカバーすることができます。

Mからのwebサイト流入を「測定して追いかける」仕組みを作る

DMからwebサイトへ来てもらったあと、お客様がどのような行動をとったかを正しく「測定し、追いかける」ことで、次回のダイレクトメールの成果をさらに高めることができます。

はがきや封筒に印刷するQRコードには、あえて「このDMからアクセスしたことがわかる目印(専用の計測用コード)」を組み込んでおきます。こうすることで、ホームページの管理画面を見たときに、「今回のDMから何人がサイトを訪れて、そのうち何人が実際に申し込んでくれたか」を正確な数字で把握できるようになります。

形のある紙のDMと、データを細かく追跡できるwebの仕組みを掛け合わせることで、効率よく分析ができ、今後の施策に生かせるノウハウが溜まります。

自作(内製化)vs 外注(発送代行)のコスト・効果を徹底比較

DMを送る際、多くの企業が直面するのが「自社で作成・発送するか、専門の業者に外注するか」という問題です。それぞれの実態と、隠れたコストについて検証します。

2自作に必要なリソースと隠れたコスト

コストをできるだけ抑えたいという理由から、社内のスタッフが通常業務の合間を縫ってプリンターで印刷し、手作業で宛名を貼り、郵便局へ持ち込んでいる会社は少なくありません。「社員を使えば実質人件費はタダ」というイメージがいまだに根強いためです。

しかし、自作には以下のような膨大な隠れコストとリスクが存在します。

① パソコン、デザインソフト、専用宛名ソフトの導入・維持費用
② 業務用プリンターのトナー代、専用用紙・部材の購入費
③ 印刷ミス、ズレ、詰まりによる資材の無駄と刷り直しの時間
④ 大量の印刷・折加工・封入・封緘・宛名貼りに忙殺されるスタッフの人件費
⑤ 通常業務がストップすることによる、本業側の機会損失
⑥ 手作業による宛名間違いや、個人情報の取り扱いミス・漏洩リスク

部数が数十枚程度であれば内製でも問題ありませんが、数百枚、数千枚という規模になると、スタッフの労働環境を著しく悪化させ、本業に多大な悪影響を及ぼします。

発送代行業者へ外注するメリット

現代のDM発送代行サービスは、同業他社との競争激化により、「小ロット(数十〜数百枚)からの注文」にも非常に低価格で対応しています。印刷から発送までをワンストップで請け負う業者が主流であり、自社でデータを送るだけで、はがきの用意、印刷、宛名印字、郵便区分、ポスト投函までをすべて自動化・高速化してくれます。

外注を活用することで、社内スタッフは「本来のコア業務(営業、接客、商品開発など)」に100%集中することができ、結果として会社全体の生産性と利益率を向上させることが可能です。

昔と今のDM業界の違い

昔のDMは、1枚の通常はがきに案内を印刷して送るだけのシンプルなものが大半だったため、内製化も容易でした。しかし、多くの企業が大量のDMを発送するようになった現在、単純なはがきでは他の郵便物に埋もれてしまい、十分なインパクトを残せなくなっています。

そこで登場したのが、「特殊な加工や大判サイズを駆使した最新のDM」と、それを支える専門の発送代行業者です。

現代の代行業者は、単に「印刷して切手を貼って送る」だけの存在ではありません。

  • ターゲット層に合わせた最適な形状(圧着、大判、封書など)の提案

  • 開封率を極大化するためのデザイン・レイアウトの制作・支援

  • A/Bテストによる効果測定やデータ分析の代行

  • 大量発送を背景とした、郵便局や宅配会社との大口契約による「激安の送料」の適用

このように、企業のマーケティング活動の強力なサポート役へと、DM発送代行業者は大きな進化を遂げています。

DMの「形状・サイズ」別特徴と最適な選び方

DMの効果を最大化するためには、伝えたい情報の量、目的、そして予算に合わせて、最適な「形状」と「サイズ」を選択することが不可欠です。ここでは、代表的な7つのDM形状について、その特徴、メリット・デメリット、具体的な使われ方を徹底的に解説します。

通常ハガキ(官製ハガキサイズ・ポストカード)

① 特徴と使いどころ

誰もが馴染みのある「縦148mm×横100mm」の最もスタンダードなサイズです。ポストカード風のおしゃれなデザインから、公的な挨拶状まで幅広く対応します。

② メリット・デメリット

  • メリット: 最も低コストで作成・発送が可能。受け取った瞬間に裏面の内容がすべて目に入るため、「開封する」というステップを挟まず、瞬時にメッセージを伝えることができます)。

  • デメリット: 掲載できる面積が非常に狭いため、大量の商品写真や詳細な説明文、長文のメッセージを載せるのには全く向きません。

③ 宛名面と裏面のデザイン設計の基本

  • 表面(宛名面): 発送業者や郵便局の指定に従って宛名スペースとバーコード・ラベル用の空間をしっかり確保。余った下部の広告スペースには、店舗の地図、電話番号、URL、QRコードなどの「基本情報・行動導線」を配置します。

  • 裏面(デザイン面): 最も伝えたいメッセージ(例:「全品20%OFF」「新店オープン」など)を中央に大きく配置し、文字数を極限まで絞って、一目で内容が理解できるインパクトを重視します。

関連:はがきDMのメリット・デメリットおよび効果的な運用方法

大判ハガキ

① 特徴と使いどころ

通常ハガキの約4倍の縦297mm×横210mmの面積を持つ特大サイズのハガキです。アパレルブランドの新作コレクション案内、不動産の物件紹介、自動車の展示会告知など、ビジュアルをダイナミックに見せたい場合に多用されます。

② メリット・デメリット

  • メリット: 「開封率100%」という圧倒的なストロングポイントを持っています。封筒に入っていないため、ポストから取り出した瞬間に大迫力のビジュアルが顧客の目に飛び込みます。また、封書DMに比べて「折加工」や「封入・封緘」のプロセスをすべて省略できるため、発送前段階の作業コストを低く抑えられます。

  • デメリット: 郵便料金が通常ハガキより高くなります。また、サイズが大きいため、カバンに入れて持ち歩くには少々かさばるという難点があります。

③ 反響UPのアプローチとレイアウトのコツ

盲点になりがちですが、A4はがきには「めくる」という行為がないため、受け取り手が「どちらの面を先に見るか」をコントロールできません。

そのため、どちらの面を最初に目にしても興味を引けるよう、「強力なキャッチコピーやメインビジュアルを両面に配置する」のが鉄則です。

また、スペースが広いからといって細かい文字やデータを無理やり詰め込むのは逆効果です。パッと見た瞬間に何を伝えたいのかが分かるよう、掲載する情報を絞り込み、視覚的なグラフや大きな写真でアプローチしましょう。

④ FAX返信用紙・申込用紙としての活用法

A4はがきはその広さを活かして、「裏面をそのままFAXの返信用紙や、切り取り線付きの申込用紙にする」という極めて効果的な使い方ができます。

顧客はいちいち別のはがきや便箋を用意することなく、届いたA4はがきに必要事項を記入してそのままFAX機に差し込むだけで注文や問い合わせができるため、アクションのハードルが下がり、レスポンス率が爆発的に向上します。

関連:大判はがきとは?サイズや料金、効果的なDM活用法を解説

※紙質選択の注意点

記入スペースを設ける場合は、紙質を「マット再生紙」や「上質紙」に指定してください。カラー印刷でよく使われる表面がツルツルした「コート紙」にしてしまうと、ボールペンや鉛筆で文字が書きにくくなり、顧客にストレスを与えて反響率を大きく落とす原因になります。

A4厚紙DM

① 特徴と使いどころ

サイズはA4はがきと同じですが、紙の「厚み」と「質感」に徹底的にこだわったDMです。一般的な折り込みチラシとは一線を画す高級感を演出したい場合に使用されます。

② メリット・デメリット

  • メリット: ポストの中で最も目立つA4サイズであることに加え、手に取ったときの「しっかりとした厚みと質感」により、他の郵便物とは違う特別なものであるという強い印象(高級感・プレミアム感)を与えられます。

  • デメリット: 紙が厚くなる分、資材コスト(用紙代)が上昇します。

③ 高級感を演出する厚みと表面加工

厚みの目安として、少ししっかりした「厚口タイプ(0.09〜0.13mm)」や、パンフレットや会社案内にも使われる抜群の安定感を持つ「特厚口(0.10〜0.16mm)」が人気です。さらに表面に光沢を出す「UVニス加工」や「グロスPP貼り」などの表面加工を施すことで、視覚的・触覚的に高いブランド価値をアピールすることが可能となります。

関連:A4厚紙DMとは?DMでの活用法を詳しく解説

V字圧着ハガキDM

① 特徴と使いどころ

通常ハガキ2枚分の用紙を2つ折りにし、内側を特殊な糊やニスで接着したハガキです。剥がすとV字型に広がります。ポイント通知、定期便の案内、個人の契約内容確認など、商用から公的通知まで最も広く普及している圧着ハガキです。

形状 印刷面数 通常ハガキ比の情報量 開封方法
V字圧着ハガキ 4面(外面2面+内面2面) 約3倍 2つ折りを左右に剥がす

② メリット・デメリット

  • メリット: 最大のメリットは、「通常ハガキと同じ郵便料金(定形郵便料金)で発送できる」点です。送料を極限まで抑えながら、通常ハガキの約3倍の情報量を送ることができます。また、人間心理として「閉じられているものは開けて見たくなる」ため、通常ハガキよりも高い開封率・反応率を誇ります。

  • デメリット: 特殊な圧着加工(機械処理)が必要なため、自社での内製は不可能です。

③ 圧着技術の違い(糊・フィルム・UVニス)

圧着方法には、用紙に糊を塗布して圧着する「フチ糊・全面糊タイプ」や、印刷面の上に透明なフィルムを熱圧着する「フィルム圧着」、紫外線を照射してニスを硬化・接着させる「UVニス圧着」があります。特に「フィルム圧着」や「UVニス圧着」は、写真の発色が非常に美しくなり、ツヤが出るため、商品の魅力を鮮明に伝えたい商業DMに最適です。

④ 個人情報保護の親和性

外側からは中身が一切見えない構造になっているため、顧客の購入履歴、現在のポイント残高、会員番号、シークレットクーポンなど、「デリケートな個人情報や秘匿性の高い情報」を安全に掲載して送ることができます。

関連:V字圧着はがきDMとは?長所・短所から発送までの流れを解説

Z折り圧着ハガキDM

① 特徴と使いどころ

通常ハガキ3枚分の用紙を「Z字型」に折りたたみ、圧着したハガキです。開封箇所が2か所あり、すべてを展開すると横に非常に長いワイドな紙面が現れます。

形状 印刷面数 通常ハガキ比の情報量 開封方法
Z折り圧着ハガキ 6面(外面3面+内面3面) 約5〜6倍 Z型の折り目を2回剥がす

② メリット・デメリット

  • メリット: V字圧着と同様、通常ハガキと同じ郵便料金で発送可能でありながら、情報量は通常ハガキの5〜6倍という驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。

  • デメリット: 構造が複雑なため、V字圧着よりも印刷・加工単価がやや高くなります。また、雨などで濡れると剥がしにくくなる性質があるため、丁寧な取扱いが必要です。

③ ワイドな中面を活かしたダイナミックなビジュアル表現

すべてを開封した際に出現する3面連続の超ワイドなインサイド紙面は、圧巻のインパクトを与えます。通常のハガキでは絶対に収まらないような「大きな商品写真」「パノラマ的な店舗内観」「豊富な商品ラインナップ」を一挙に掲載することができ、見る人を視覚的に楽しませながら強力に訴求することが可能です。

関連:Z折り圧着はがきとは?DMでの活用法を解説!

巻三つ折圧着DM

① 特徴と使いどころ

用紙を内側に向けて2面折り込みで観音開きのように三つ折りにした圧着DMです。封筒サイズ(定形サイズ:235mm×120mm以内)の用紙をベースに作成されることが多く、封書レベルの広大な面積を誇ります。

② メリット・デメリット

  • メリット: 封筒を使わないため「封筒代」や「封入にかかる人件費」を完全にカットできる一方で、掲載できる情報量は一般的なチラシ1枚分に匹敵します。定形郵便料金を維持しながら、激安で大量の情報を送るための決定版と言える形状です。

  • デメリット: 展開する順番やレイアウトの設計に高いデザインセンスが求められます。

③ 開封順序をコントロールする「ストーリー性」の演出

巻三つ折圧着DMは、受取人が「最初にめくる場所」と「次に開く場所」という開封の順序が100%固定されています。

この特徴を逆手に取り、以下のような「ストーリー性を持たせた広告展開」が可能です。

【巻三つ折圧着DMのストーリー演出例】
[ステップ1:表面(ポストから取り出した時)] → 強烈な問題提起や「限定」の文字で好奇心を刺激
↓ (めくる)
[ステップ2:最初に開いた1面] → その問題を解決する新商品・新サービスの紹介、魅力的なメリットの提示
↓ (さらに開く)
[ステップ3:すべて展開した広大な3面] → 詳細な価格表、全カラーバリエーション、お客様の声、そして「割引クーポン・返信ハガキ」のオファー

このように、顧客の心理変容のステップに合わせて情報を見せていくことで、読者の離脱を防ぎ、最終的な購買行動へ自然に誘導することができます。

関連:巻三つ折圧着DMの使い方、コスト、発送と印刷技術について

封書DM(封筒タイプ)

① 特徴と使いどころ

透明なOPP封筒や紙封筒の中に、複数枚のチラシ、パンフレット、冊子、申込書などを同封して送る、伝統的かつ王道のDMスタイルです。

② メリット・デメリット

  • メリット: 情報量が圧倒的に「無限大」に近い点です。ハガキタイプとは比較にならないほど多くの資料を同封できます。また、最大の特徴として「商品サンプル(試供品)」や「ノベルティグッズ(キーホルダー等)」を一緒に送ることができます。封筒の中に立体物が入っていると、触った時の感触が違うため、顧客の好奇心を強烈に刺激し、開封率が飛躍的に高まります。

  • デメリット: 他のハガキタイプのDMに比べて、「封筒代」「チラシ等の複数印刷代」「封入・封緘の手間(人件費)」「重量増による郵便料金のアップ」など、トータルコストが最も高くなります。

③ 開封率の壁を破る封筒デザインの重要性

封書DMは、ハガキDMと違って「封筒を開ける」という高いハードルが存在します。デザイン性のない白封筒に会社名だけが書かれた宛名で送ると、中身を確認される前に「不要な売り込みチラシ」と判断され、即座にゴミ箱に捨てられます。

これを防ぐためには、封筒自体のデザインに徹底的にこだわる必要があります。

  • 鮮やかなカラー封筒や、中身が透けて見える「OPP透明封筒」を採用する

  • お洒落なフォントや気の利いたロゴを配置し、「手紙」としての品を保つ

  • 封筒の表面に「重要」「限定特典同封」「○月○日までにお開けください」といった、開けざるを得ない強力なキャッチコピー(インセンティブ)を印字する

業種・目的別の効果的なDM活用シーン

DMの特性を理解したところで、実際のビジネス現場でどのように活用すれば最大の成果が出るのか、3つの具体的なシナリオを紹介します。

関連:封書を使ったDMの意外なメリットとは?【徹底解説】

通販・ECサイト

実店舗を持たず、購入前に商品を直接手にとってもらえない通販・ECサイトにおいて、定期的に送付されるカタログやDMは、顧客とブランドを繋ぐ命綱です。

ECの世界ではメルマガやLINEでのアプローチが安価で主流ですが、現代人のスマホには毎日膨大な通知が届くため、よほど興味がない限り既読にすらなりません。一方、自宅に届く紙のカタログやDMは、リビングのテーブルや本棚に一定期間「保存」されます。

顧客の中には、今すぐ何かを買う予定がなくても、届いたカタログを雑誌のようにパラパラと眺めて楽しむ人々が多く存在します。そこに、季節のお役立ち情報、トレンドのコラム、愛用している著名人のインタビュー、懸賞クイズなどの「読んでためになるエンタメコンテンツ」を同封しておくことで、顧客の滞留時間を伸ばし、「あ、これ欲しいかも」という潜在的なニーズを強力に喚起することができるのです。

閑散期の集客

小売業や飲食業、サービス業において、一般的に売上が激しく落ち込むとされる閑散期、ニッパチ:2月・8月。この時期の売上を底上げするための起死回生のツールとして、A4圧着DMが非常に効果的です。

A4圧着DMは、定形外郵便の最低価格(または各社のメール便格安料金)で発送できるためコストを抑えつつ、中面にはA4サイズ2枚分以上の莫大な情報を掲載できます。この広さを活かして、閑散期限定の「大感謝セール」を企画し、以下のような強力な仕掛けを施します。

  • 目玉商品の詳細な解説、開発ストーリー、圧倒的なビジュアル

  • 通常よりも大幅に値引きされた「超特大クーポン」

  • 「お友達やご家族を連れて来店されたら、さらに○○%OFF」という紹介特典

単なる1枚のハガキでは載せきれない「来店することの絶対的なメリット」を、圧着面のめくるワクワク感と共に重厚に伝えることで、購買意欲の冷え切った閑散期の顧客を強力に店舗へと引き出すことが可能になります。

挨拶状・イベント告知

展示会の開催や新店舗のオープンなど、格式の高さと確実な集客が同時に求められる場面では、官製ハガキサイズ〜大判サイズのポストカードDMが最適です。

成功のポイントは、徹底的な情報の整理と、文字の「ジャンプ率(大きさの比率)」の設定です。

裏面(デザイン面)には、展示会やイベントの「世界観・テーマ」を表現する美しい写真やイラストを主役に配置します。ここで、主宰者の名前や細かい文字のフォントを大きくしすぎてはいけません。最も目立たせるべきは「イベント名」や「オープン日」であり、情報を詰め込みすぎると読み手はどこから見ればいいか分からなくなります。

詳細なアクセス情報(地図・最寄り駅)、電話番号、URLなどは、表面(宛名面)の広告スペースに綺麗に格納します。近年はスマホユーザーが大多数を占めるため、「詳細・事前予約はここから」と記載した大きなQRコードを配置しておくことが、WEBサイトへのアクセスを促し、事前予約や顧客情報の獲得を最大化するための必須パターンとなっています。

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DMのコストを限界まで下げる!激安発送のテクニックと料金の仕組み

DM戦略において、誰もが頭を悩ませるのが「予算(コスト)」です。DMの総コストは【デザイン費+印刷代+加工・作業費+郵送料】で構成されています。これらを限界まで下げるための、業界の裏技と仕組みを解説します。

大量一括発注(スケールメリット)による単価の大幅下落

DMの印刷・加工は、1回の注文でどれだけの数量をまとめて発注するか(ロット数)によって、1枚あたりの単価が劇的に変動します。

例えば、特殊な圧着ハガキや巻三つ折圧着DMを自社で作ろうとしたり、数十枚〜数百枚程度の極小ロットで発注すると、1枚あたりのコストは数百円に跳ね上がります。しかし、数千枚〜数万枚という単位で一括して大量注文をかけると、1枚あたりの単価は数十円、安い業者であれば「10円以下(9円台など)」にまで下落します。

これは、印刷機の版代やセッティングコストが、枚数が多ければ多いほど薄まる(スケールメリット)という印刷業界の構造によるものです。可能であれば、毎月小出しに送るよりも、ある程度まとまった期間分のDMを一括して大量に印刷・加工しておき、発送タイミングだけをずらすなどの工夫を行うことで、資材コストを驚異的に削減できます。

納期(スケジュール)に余裕を持たせる「超格安プラン」の秘密

DM発送代行業者の見積もりを最も大きく左右する要素の一つが、「注文から発送までの『納期(リードタイム)』」です。

代行業者や印刷工場のスケジュールに「余裕を持って」発注すればするほど、料金は驚くほど安くなります。

例えば、「注文から2日後に発送してほしい」という特急プランは、業者側も他のラインを止めて人員を緊急配置しなければならないため、非常に高い料金が設定されます。しかし、「入稿から発送まで2週間(14日営業日)の猶予をもらう」という注文方法であれば、業者は工場の稼働率が低い空き時間を有効活用して印刷・加工ができるため、価格を「限界まで下げた激安料金」で提供してくれるのです。

計画的なマーケティングスケジュールを組み、納期にたっぷりと余裕を持たせて発注することこそ、最大のコスト削減テクニックです。

郵便料金の割引制度をフル活用する

DMのコストの中で、最大の割合を占めるのが「送料(郵送料金)」です。これを自社で普通に切手を貼って郵便局に持ち込んでいると、定価の送料(通常ハガキ1枚約85円など)がそのままかかり、莫大なコスト負担になります。

しかし、プロの発送代行業者を利用すれば、以下のような郵便局の大口割引制度や、宅配会社のメール便ネットワークをフル活用して、送料を劇的に安く抑えることができます。

  • 広告郵便物割引: 同一の広告用DMを一度に2,000通以上(または月間10,000通以上)発送する場合、郵便局の承認を受けることで、送料が数種類(数量による)の大幅な割引適用となります。

  • カスタマバーコード割引: 宛名面に郵便番号や住所の情報をコード化した「カスタマバーコード」を印字して、一度に1,000通以上を差し出すことで、さらに郵便料金の割引(約5%など)を受けることができます。

  • 郵便区内特別郵便・区分け作業の代行: 配達地域の郵便局ごとにDMを事前に仕分ける(郵便区分作業)ことで、郵便局側の負担を減らし、さらなる割引を引き出します。代行業者はこれらを「自動化された専用の計数機や仕分け機」で一瞬で行うため、自社で手間をかけることなく割引の恩恵だけを100%受けることができます。

まとめ:アナログとデジタルの融合で成果を最大化する

これまで、ハガキ・圧着・封書といった各種DMの特徴から、コスト削減のノウハウ、発送代行業者の見極め方までを網羅的に整理してきました。

一見、時代遅れに思われることもあるアナログなDMですが、人間の「手で触れる」「閉じられているものを開けたくなる」「自分宛ての手紙を特別に感じる」というリアルな身体性と心理に基づいた宣伝効果は、デジタル広告がどれだけ進化しても決して色褪せることはありません。

大切なのは、メールやSNSなどの「低コストでスピーディーなデジタルアプローチ」と、ここぞという時に顧客の心をがっちりと掴む「重厚で特別感のある高反響なDMアプローチ」を、自社のマーケティング戦略の中で正しく使い分けることです。

本記事で解説した各種DMの強み・弱みを熟知し、信頼できるプロの発送代行業者をパートナーに迎えることで、あなたの会社の集客力、リピート率、そして売上は、驚くほど劇的に向上するはずです。まずは、自社のハウスリストを見直し、最適な形状のDMの企画から一歩を踏み出してみましょう。

この記事の監修企業

株式会社シスク(CISC)

【監修企業のプロフィール】

1993年設立。データ分析、システム開発から、印刷、封入・封緘、発送代行までを自社で一貫して提供するワンストップ・メーリングサービスの専門企業です。


   

【監修の背景・専門性】

シスクは、単にDMを大量に印刷・発送するだけでなく、独自のシステム開発力とデータハンドリング技術を強みとしています。「どのターゲットに、どんなタイミングで送れば最も効果が出るか」というデータ分析から、「どうすれば送料や資材コストを最小限に抑えられるか」という物流最適化まで、DMに関わる全工程のプロフェッショナルです。

     

本ブログでは、DM診断サービス30年の歴史で培った「成果が出るDMのノウハウ」と「失敗しない宛名・発送マナー」をベースに、正確な情報をお届け・監修しています。

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大手企業では工程・部門で担当者が変わることが多く細かなニーズに対応しきることが困難となりがち。 一方、弊社ではワンストップのため柔軟に対応。
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