巻三つ折圧着DMの使い方、コスト、発送と印刷技術について

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目次

巻三つ折圧着DM

巻三つ折り圧着DM

巻三つ折圧着DMは、ハガキサイズを3枚に重ねたもので、めくれるようになっています。

通常サイズ 横12cm × 縦23.5cm
圧着展開時のサイズ 横35.2cm × 縦23.5cm

伝えたい情報量は多いものの、値段は安くしたい。
そのようなときに適しているDMが巻三つ折圧着DMといえます。

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圧着方法

業者やプランによってはめくりやすいようにコーナーカットズラシ折りという技術が用意されていることがあります。

  • コーナーカット:はがきの角の部分が三角形状にカットすること。
  • ズラシ折り:はがきの端を数ミリずらすこと。

コーナーカットやズラシ折りを施すことで、普通の圧着はがきよりも開きやすくなり、読み手のストレスを軽減させます。

巻三つ折圧着DMは圧着工程があるため、自社で一から機械を準備して発送するのは非現実的です。業者に依頼するのが一般的でしょう。

巻三つ折圧着DMの特徴

はがき、V字圧着、Z折り、巻き三つ折りの違い

巻三つ折圧着DMは一風変わったDMで、手に取る人の視線を集め興味をそそるDMです。圧着時の大きさは12cm×23.5cmで定型郵便物の最大サイズです。展開時のサイズはA4サイズよりも大きくなります。

はがきと比べて5倍以上ものスペースを有しているので、多くの情報を載せたい場合に最適です。

また一面のサイズも通常のハガキサイズの約2倍となっていて、目立つ装いの巻三つ折圧着DMは他社のDMに埋もれてしまう心配がありません。

巻三つ折圧着DMのメリット

情報量が一般的なはがきの3倍

巻三つ折圧着DMのメリットは、その情報量と表現力にあります。一般的なハガキのDMは、通信面と宛名面の2面しか印刷ができませんが、巻三つ折圧着DMであれば、裏表合わせてハガキ6枚分の情報を掲載できます。この情報量を葉書の郵送料で送信出来ることは大きなメリットです。

情報を見せる順番をコントロールできる

巻三つ折圧着DMは中央に向かって2面を圧着しているため、開封順序を想定して紙面を組み立てることができます。順序立てた構成によってストーリーを生み出し、見る人を引き込むことができます。

開封後は中面の三面が見渡せる状態となり、迫力のあるデザイン構成を心がけることで印象を強く与えます。

関連:知らなきゃ損!圧着ハガキがDMに効果的な意外な理由

郵便料金が高くならない

横12cm × 縦23.5cm のサイズのため、定形郵便物の送料A4相当の面積を持つDMが制作できます。

定形外郵便になりますが、三つ折り状態のサイズがA4となる巻三つ折圧着DMもあります。これはA4用紙3枚分の大面積に情報を掲載出来るため、表現力豊かでインパクトの強いdmが制作できます。

関連:大判はがきとは?サイズや料金、効果的なDM活用法を解説

封入作業がない

封筒タイプのDMはチラシを何枚も入れられる分、沢山の情報量を詰め込める代わりにコストが増してしまうことがあります。
巻三つ折圧着DMはその点、「情報量を詰め込める」メリットと「コスト削減」を両立できる効率的なDM形式です。

封入の手間が不要な点も大きなメリットです。
封書を使ったDMと違い、封筒と紙を別々に印刷する必要がないため、トータルコストで激安とすることが可能です。

関連:封書DM活用ガイド | 基本マナーや構成、開封率向上まで解説

圧着を開くワクワク感を演出できる

巻三つ折圧着DMの良さには、普通ハガキにないワクワク感もあります。お客様が葉書をワクワクしながら開いてくれるため、心理的インパクトを獲得できるメリットがあります。

今はDMそのものが一般的になり、ともすればフレッシュ感に欠ける難点がありますが、巻三つ折圧着DMのワクワク感は、その難点を軽減する効果があります。

個人情報を隠せる

圧着されたハガキを一度めくってしまうと、再び閉じることができない構造になっています。

他の人が開けるとすぐにわかるようになっていますので、他人が開ける心配が少なく、お客様の個人情報などを記載するのにも向いています。例えば、請求書や会員登録情報などを送付するのにもこのタイプのはがきが向いています。

開封率が高い

圧着タイプは封筒をわざわざペーパーナイフやハサミを使って開封するよりも手で簡単に開くことができるため、開封してもらえる確率も高いという特徴があります。

多くの情報を大量の送り先に届けたい場合に利用すると良いでしょう。
また、人間は中が隠れていると開けたくなるという心理が働くので、開封率はとても高くなるのがメリットです。

関連:【開封率は74%】DMの開封率の目安は?開封率を上げるコツも解説

耐水性がある

巻三つ折圧着DMは、糊による印刷面破損を防ぐため、印刷後ポリエチレン等の樹脂でコーティングします。このため、耐水性の高いdmが作れます。

通常の封筒には耐水性がないため、巻三つ折圧着DMならではの良さと言えます。

高級感を演出できる

高価格商品の宣伝には特に表面を光沢感のある圧着フィルムで加工した仕上がりが採用されることが多いです。

光沢によって高級感を演出することで手軽なはがきサイズのDMでも商品のイメージを損なうことがありません。

巻き三つ折り圧着dmの活用シーン

複数の商品やサービスをまとめて紹介したいとき

新商品の案内だけでなく、関連する便利グッズや、いくつかのプランを並べて見せたいときに最適です。

巻き三つ折り圧着DMはめくった中身がパノラマのように大きく広がるため、商品の写真をきれいに並べても窮屈になりません。「こちらもおすすめです」と複数の選択肢を一度に、分かりやすく紹介したい場面でよく選ばれています。

お客様の導入事例や「生の声」を詳しく載せたいとき

企業向けのサービスや高額な商品を案内する場合、受け取った人は「本当に効果があるのかな?」「他社は使っているのかな?」と不安に思うものです。

巻き三つ折り圧着DMなら、メインとなる商品の説明に加えて、実際に使っているお客様のインタビューや、導入前後の比較グラフ、具体的な実績データを別のページにしっかりと載せることができます。納得してもらうための「証拠」をたくさん詰め込みたいときに強力な味方になります。

はがきからそのまま「申し込み・契約」まで完結させたいとき

セミナーの参加申し込みや、サービスの契約・入会を促したい場面です。

めくった中の中央や端のページを「そのまま切り取って使えるFAX申込書」や「ハサミで切ってポストに投函できる返信はがき」のスペースとして設計することができます。

スマホやパソコンの操作が苦手なお客様でも、届いたDMにその場で記入してすぐに応募できるため、確実に行動を起こしてもらいやすくなります。

写真付きの「ステップ式」で使い方や手順を説明したいとき

「うちのサービスは、手続きが難しそうに見えてしまう」という課題がある場合にも有効です。

合計6ページという本のページめくりのような構造を活かして、

「ステップ1:まずはここを確認」
「ステップ2:ここを記入」
「ステップ3:送信して完了」

といったように、左から右へ順番を追って説明することができます。イラストや写真を入れるスペースもたっぷりあるため、お客様の「難しそう」という心理的なハードルを下げることができます。

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巻三つ折圧着DMをより効果的に活用するコツ

本のページをめくるように、たくさんの情報をストーリー仕立てで伝えられる「巻三つ折圧着DM」ですが、その広さを活かしてさらに成果を高めるためには、いくつか外せないポイントがあります。受け取った人が自然と引き込まれ、最後の申し込みまでスムーズに進んでもらうための実務的なコツを解説します。

「表紙のデザイン」で中身をめくる理由を作る

巻三つ折圧着DMは、合計6ページ分の広いスペースが魅力ですが、まずは「めくってもらうこと」ができなければ、中の情報を見てもらうことはできません。

そのため、一番外側になる表紙のデザインが命になります。 ただ会社名や商品名を載せるだけでなく、「ペリペリとめくった先に、どんな良い情報が載っているか」をアピールしましょう。

たとえば、「業務効率化の成功事例を中で公開中」「めくった中にお得な限定クーポンあり」といった一言を大きく載せて、受け取った人の好奇心を刺激することが大切です。

人間の視線の動きに合わせて、ストーリーを組み立てる

めくった中身のページは、適当に情報を配置するのではなく、読む人の頭にすんなり入る順番でレイアウトを工夫します。

人は書類を見るとき、一般的に「左から右」、あるいは「上から下」へと視線を動かします。 そのため、一番はじめに目に入るページには「今の業務で、こんなお悩みはありませんか?」という課題を出し、次に進むにつれて「それを解決する商品の紹介」「実際の導入事例」、そして最後に「今なら無料でお試し可能」という流れで、物語を読むようにスムーズに納得できる配置を心がけましょう。

「切り取り線」や「返信用はがき」を組み込んで出口をわかりやすくする

せっかく中身をじっくり読んで「これは良さそうだ」と思ってもらえても、申し込み方法がわかりづらいと、そこで諦められてしまいます。

巻三つ折圧着DMの広さを活かして、最後のページには必ず具体的なアクションの案内を大きく載せましょう。

ミシン目(切り取り線)を入れて、そのままFAXで送れる申込書にしたり、ポストへそのまま投函できる返信はがきに変身させたりする工夫が非常に有効です。

WEBから申し込んでほしい場合は、スマホをかざしやすい大きめのQRコードを近くに配置し、手続きの手間を極限まで減らしておきます。

発送代行のプロに任せて、印刷と配送料を最適化する

巻三つ折圧着DMは、紙を内側に巻き込んで特殊なのりで貼り合わせるため、普通のはがきに比べて印刷や加工に専門的な技術が必要です。

これを自社で手配しようとすると、印刷会社や加工会社とのやり取りが複雑になり、コストも割高になってしまいます。 最初から「印刷・加工・発送」をすべて一括で引き受けてくれる専門業者に任せることで、1枚あたりの制作コストを大きく抑えることができます。

さらに、業者が持つ格安の配送ルートを活用すれば、大量の情報を載せた特大のDMであっても、驚くほどリーズナブルに届けることが可能になります。

巻三つ折圧着DMのデザインのポイント

巻三つ折圧着DMは、合計6ページものスペースがあるからこそ、全体の見た目や配置のバランスが成果を大きく左右します。情報がたくさん載るという強みを潰さずに、受け取った人が読みやすく、自然とお申し込みへ進みたくなるデザインのポイントを解説します。

表紙は「めくる楽しさ」と「中身のヒント」に絞る

一番外側になる表紙のデザインは、ごちゃごちゃと情報を載せすぎず、あえて「中身が気になる仕掛け」を意識することが大切です。

例えば、全面に大きくインパクトのあるキャッチコピーを配置し、そのすぐ下に「続きは中をめくってご確認ください」といった案内を入れます。

めくる部分の近くに矢印マークやミシン目のイラストを添えるなど、直感的に「ここから開けられるんだな」とわかる親切なデザインにして、中身への期待感を高めましょう。

1ページ1テーマで、文字よりも「図解や写真」を大きく使う

6ページ分もあると、どうしても「あれもこれも」と細かい文字で説明を詰め込みたくなりますが、文字ばかりのDMは読む気をなくさせてしまいます

デザインを考えるときは、基本的に「1ページにつき伝えることは1つだけ」と決め、余白を広めにとるのがコツです。商品の特徴を紹介するページなら、実際の製品写真やイラストを主役にします。事例を紹介するページなら、導入前後の効果をパッと一目でわかるグラフにするなど、視覚的に伝わるデザインを心がけましょう。

メインの3面パノラマは、横のつながりを意識する

巻三つ折圧着DMをペリペリと開くと、内側には3ページ分が横一列に並んだ大きな「特大スペース(パノラマ面)」が現れます。ここがこのDMの一番の見せ場です。

この3つのページは、別々のデザインにするのではなく、3面で1つの大きなポスターのように見せるデザインが効果的です。背景の色を統一したり、左のページから右のページへと流れるような矢印やラインを入れたりすることで、受け取った人の視線を自然と右側(お申し込みの案内があるページ)へと誘導することができます。

アクションを起こすエリアは、色を変えて目立たせる

じっくり中身を読んだ人が最後にたどり着く「お問い合わせ」や「お申し込み」のスペースは、他のページとはっきりと区別できるデザインにします。

例えば、全体の背景が白や青を基調にしているなら、申込書のエリアだけを薄い黄色やピンクにして目立たせたり、太い枠線で囲んだりします。

また、FAX番号やWEBへ進むためのQRコードは、お年寄りの方や忙しいビジネスパーソンでも見落とさないよう、少し大きすぎるくらいのはっきりとしたサイズで配置するのが、親切で反応を上げるための大事なポイントです。

巻三つ折圧着DMの発送や印刷

発送や印刷について

巻三つ折圧着DMは、日本の進んだ「印刷技術」と「貼り付け技術」の融合によって考案されました。現在ではその利便性から世界中に普及しており、海外では雑誌の付録などユニークな用途にも印刷・活用されています。

郵便局のほか、インターネットからも手軽に印刷・発送の注文が可能です。ネット注文では様々なサイズや豊富なデザインが選べるだけでなく、大量発注の際にコストを抑えられる割引セールが実施されていることもあるため、上手に活用するのがおすすめです。

重要書類から一般企業への導入拡大と低コスト化

近年、銀行や証券会社の口座開設書類といった重要書類での採用が増えており、消費者の個人情報保護への意識の高まりとともに、通信教育や通信販売など幅広い業界へ普及しています。
さらに、作成コストも年々下がっているため、現在は通常のDMと変わらない手軽さで導入できるようになっています。

巻三つ折圧着DMの発送について

巻三つ折圧着DMの作成は、発送までのトータルコストを考えて業者を選ぶようにしましょう。

一般的な業者の価格設定は、発注数量が多いほど単価が安くなります。

また、ダイレクトメールを発送する際には、業者にエクセルなどにて顧客情報を提出すれば、宛名書きなども行なってくれます。

発送は、広告郵便物申請を行うなど、郵便法を上手に利用することで、郵便料金を40%程度の割引を受けることもできるのです。

巻三つ折圧着DMを送付する際の注意点

折り方の違いによる郵送料の注意(はがきサイズの場合)

はがきサイズの圧着DMを作る場合、折り方によって郵送料が変わるため注意が必要です。

開き口が表裏にある「Z折」は『はがき』として安く送れますが、内側に巻き込む「巻三つ折」は郵便法上で『封書(定形郵便物)』とみなされるため、送料が高くなります。

ただし、長3サイズ(定形郵便)やそれ以上の大きなサイズ(定形外郵便)になれば、どの折り方でも送料は変わりません。そのため、巻三つ折圧着方式は「大きめのサイズ」で活用するのがコストパフォーマンスの面でおすすめです。

デザイン設計と面構成の注意点

巻三つ折は開く順番が決まっているため、展開していくストーリーに合わせたデザインを行うことで広告効果が高まります
特に三つに折られた広いスペース(横長の面)を、「1枚の大きな広告」としてダイナミックに使うか、それとも「折られている部分ごとに独立した広告」として区切るかで、デザインの手法が大きく異なります。

制作の最初期にどちらにするか方針を決めておきましょう。
また、宛名印字スペースや開封用の余白スペースを確保しておくことも忘れてはなりません。

開封率を上げるための仕掛けと工夫

巻三つ折圧着DMは、封筒が不要で手間やコストを削減できる優秀なツールですが、まずは顧客に「めくって開けてもらうこと」が不可欠です。
開封口の形状や切れ目を工夫するだけでなく、最初に見える部分のキャッチコピーが鍵となります。たとえば「〇月〇日までのお得な情報はこちら➔」と誘導したり、あえて「興味のない方は開けないでください」と書いて好奇心を刺激したりするなど、ターゲットに合わせたアプローチを検討しましょう。

発注方法とコスト削減のコツ

巻三つ折圧着DMの印刷や発送は、郵便局だけでなくインターネットの発送代行業者でも注文可能です。
ネットの業者は数日で発送してくれる利便性があり、一度に大量発注をすることで1通あたりの単価を大きく抑えられます

巻三つ折圧着DMを安い価格で発送するには

巻三つ折り圧着DM

巻三つ折圧着DMは特殊な形状であるため、取り扱い可能な会社が限られますが、実績豊富な専門会社に委託するのがベストです。専門会社には、新製品の案内やカタログ発送など、さまざまな用途や単発・定期発送の要望にも柔軟に応えられる体制が整っています。

また、国内の物流事情に精通したエキスパートが在籍しており、現状と比較したコスト削減額や費用対効果、損益分岐点などを数字ベースで的確に提案・支援してくれます。特にDM診断は長年積み上げた「ツテ」で配送まで安く行えるなど、実績の多さが安さに直結しています。

自社の負担を大きく減らす業務の効率化

DM発送には、宛先リストの作成からデザイン、宛名ラベル貼り、封入・発送にいたるまで、非常に多くの作業が発生します。これらを通常業務と並行して行うのは大きな負担となりますが、発送代行業者を利用すればすべての工程を丸投げできるため、社内のリソースや時間を大幅に節約することが可能です。

大量発送によるコスト削減と格安業者の台頭

発送代行の料金は、依頼する郵送物の量が多くなるほど1通あたりの単価が安くなる仕組みが一般的で、大量発送の際の大幅なコスト削減に繋がります。
さらに、最近では数枚の少部数からでも格安で対応してくれる業者が増えています。自社で印刷・発送するよりも、代行業者に依頼した方が安くなるケースも多々あるため、まずは一度見積もりを取って比較してみるのがおすすめです。

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この記事の監修企業

株式会社シスク(CISC)

【監修企業のプロフィール】

1993年設立。データ分析、システム開発から、印刷、封入・封緘、発送代行までを自社で一貫して提供するワンストップ・メーリングサービスの専門企業です。


   

【監修の背景・専門性】

シスクは、単にDMを大量に印刷・発送するだけでなく、独自のシステム開発力とデータハンドリング技術を強みとしています。「どのターゲットに、どんなタイミングで送れば最も効果が出るか」というデータ分析から、「どうすれば送料や資材コストを最小限に抑えられるか」という物流最適化まで、DMに関わる全工程のプロフェッショナルです。

     

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