ダイレクトメール(DM)の発送を代行業者に依頼しようと探していると、あまりの安さに驚くことがありますよね。
「安すぎて、後から高額な請求が来るのでは?」 「何か怪しい裏ワザでも使っているの?」
そんな不安を抱くのも無理はありません。しかし、DM代行業者が安く発送できるのには、犯罪でもなければ手抜きでもない、徹底的な効率化と大口ならではの仕組み(システム)があります。
今回は、代行業者が圧倒的な低コストを実現できる「4つの理由」を、業界の裏側を交えて分かりやすく解説します。
DM代行業者が安く発送できる理由
理由1:大量の荷物をまとめることで「大口割引」が適用されるから
DM代行業者が安さを提供できる最大の理由は、郵便局や配送業者(ヤマト運輸や佐川急便など)から「特大の大口割引」を受けているからです。
個人や一般の会社がDMを数千通送る場合、正規の送料がかかります。しかし、代行業者は何十社ものクライアントから毎月、何万通、何十万通という膨大な量のDMを集めています。
配送業者からすれば、「1社からまとめて大量の荷物をもらえるなら、トラックの手配や集荷の手間が省けるので、その分送料を極限まで安くします」という交渉が成立するのです。
代行業者は、この安くなった送料をクライアントに還元しているため、私たちは個人で送るよりもはるかに安い料金の恩恵を受けられます。
理由2:郵便局の仕事を代行して「郵便区内特別郵便」などを利用しているから
実は、代行業者はただ荷物を郵便局に持ち込んでいるだけではありません。郵便局が本来行うはずの面倒な作業を、自社の工場であらかじめ代行しています。
具体的には、以下のような作業です。
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郵便番号ごとに荷物をきれいに仕分ける
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配達する地域(郵便区)ごとに荷物を結束する
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バーコード(カスタマバーコード)を印字して、機械で読み取りやすくする
このように、郵便局の手間を減らした状態で発送を持ち込むと、「郵便区内特別郵便」や「バーコード割引」といった特別な割引制度が適用されます。作業の手間を代行業者が引き受ける代わりに、送料を限界まで引き下げているのです。
理由3:印刷・封入・発送をすべて一括(ワンストップ)で行うから
DMの発送には、デザイン、印刷、紙の折り加工、封筒への封入、宛名ラベル貼り、そして発送といった、多くの工程が存在します。これらを別々の会社にバラバラに依頼すると、その都度、中間マージンや会社間の配送コストが発生してしまいます。
格安のDM代行業者の多くは、これらすべての工程を自社工場、または強固に連携した専用ラインで一括管理しています。
| 依頼方法 | コストの特徴 |
| バラバラに依頼 | 印刷代 + 封入作業代 + 発送費 + 各工程の送料・手数料 |
| 代業者に一括依頼 | 印刷から発送まで自動化された1つのラインで行うため、中間コストがゼロ |
無駄な移動や伝達の手間をすべて省くことで、トータルの費用を劇的に抑えることが可能になっています。
理由4:最新の高速自動化マシンで人件費をカットしているから
「何千通ものDMを人の手で折って、封筒に入れて、ノリで閉じて……」という作業をイメージしていませんか?もしすべて手作業で行っていたら、人件費だけで莫大な金額になってしまいます。
安い代行業者の工場では、超高速で動く「インサーター(封入封緘機)」という専門のマシンが導入されています。
この機械を使うと、紙を折る、封筒に入れる、封を閉じる、宛名を印字するといった作業が、1時間にあたり数千通から数万通のペースで自動的に処理されます。
徹底的に機械化(オートメーション化)を進めることで人件費を極限まで削っているため、作業代を安く抑えることができるのです。
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格安DM代行業者を選ぶ際の注意点
格安の理由は仕組みによるものだと分かっても、いざ依頼するとなると「本当にこの会社で大丈夫だろうか」と慎重になりますよね。価格の安さだけで飛びついてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、結果的に高くついてしまったりすることもあります。
大切なDM発送で失敗しないために、格安業者を選ぶ際に必ずチェックすべき3つのポイントを解説します。
追加費用がないか「見積もりの内訳」を細かく確認する
「1通○円〜」という激安のキャッチコピーだけで決めるのは禁物です。業者によっては、その基本料金に最低限の工程しか含まれていないケースがあります。
例えば、以下のような項目が別料金(オプション)になっていないか確認しましょう。
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宛名の印字代やラベル貼り代
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チラシの折り加工代
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資材(封筒やOPP袋)の準備費用
見積もりを依頼する際は、デザインから発送まで「自社がやりたいこと」をすべて伝えた上で、「これ以上、追加費用は発生しませんか?」と一言念押ししておくのが確実です。
「最低発送部数」と「納期」の条件が自社に合うか
格安料金を維持するために、多くの業者は「5,000通以上から受付」といった最低発送部数を設けています。自社が送りたい通数がその基準を下回っていると、1通あたりの単語(単価)が割高になってしまうことがあります。
また、他社のDMと一緒にまとめて発送することでコストを抑えるプランの場合、発送までに通常よりも日数がかかるケースがあります。
「キャンペーンの開始日に間に合わせたい」「イベントの直前に届けたい」など、スケジュールが決まっている場合は、希望の配送日までに確実に届くスケジュール感(タイムライン)なのかを必ず事前にすり合わせましょう。
個人情報を守るセキュリティ体制(プライバシーマークなど)
DM発送では、自社の大切な顧客リスト(名前、住所、電話番号など)を外部の会社に預けることになります。万が一、情報の漏洩が起きれば、自社の社会的な信用は一瞬で失われてしまいます。
価格の安さよりも、まずは安全性が最優先です。
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プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているか
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プライバシーポリシーをきちんと掲載しているか
最低限、これらの客観的な基準を満たしている会社を選んでください。社内のセキュリティ体制について、ホームページ上で明確に開示している業者であればさらに安心です。
まとめ:賢く業者を選んで、成果の出るDM発送を
DM代行業者が圧倒的な安さを実現できるのは、大口割引の適用や最新マシンによる自動化など、徹底的なコスト削減の仕組みがあるからです。決して「怪しいからくり」や「手抜き」ではないため、ポイントさえ押さえれば安心して任せることができます。
依頼する際は、提示された金額の安さだけで即決せず、見積もりの内訳、発送スケジュール、そしてセキュリティ体制の3つを必ず確認しましょう。
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