はがきって手作りできるの?
はがきは「はがき」として売っているものを購入するだけでなく、手作りすることも可能です。
自分でイラストを描いたり、パソコンでデザインして印刷したり、お気に入りの厚紙をカットして作ることも可能です。ただし、手作りしたはがきを郵便として送るには、郵便局が定めている厳格なルールをクリアしている必要があります。
郵便局で送れる「手作りはがき」の絶対ルール
サイズ(大きさ)のルール
大きすぎても小さすぎてもダメです。一般的な「官製はがき」と同じサイズを目指せば間違いありません。
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最小: 縦 14cm × 横 9cm
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最大: 縦 15.4cm × 横 10.7cm
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※市販の「A4用紙」を4等分に切ると約14.8cm×10.5cmになり、ちょうどはがきサイズになります。
重さのルール
重さは2g 〜 6gと決まっています。
紙が軽すぎると機械に巻き込まれ、厚すぎると規格外料金になってしまいます。
一般的なコピー用紙(1枚約4gですが、はがきサイズに切ると1g未満になります)では薄すぎて送れません。必ず「はがき用」と書かれた厚紙やケント紙、ポストカード用紙を使用してください。
3色と表記のルール
はがきの上のほう(横向きなら右側)に、必ず「郵便はがき」または「POST CARD」とはっきりと書いてください。これがないと「手紙」扱いになり、高い切手代が必要になります。
また、宛名や郵便番号が機械で読み取れるよう、黒い紙や濃い色の紙は避け、文字がはっきり見える明るい色の紙を使いましょう。
シールや写真を貼る際は「全面密着」と「段差」に気をつける
手作りはがきに写真や案内チラシを貼り付けたり、マスキングテープでデコレーションしたりする場合は、剥がれないように全面をのり付けしてください。
途中でめくれたり剥がれたりする可能性があるものは、配送中に他の郵便物を傷つける恐れがあるため受け付けてもらえません。
また、リボンや3Dシールのような「立体的な飾り」は、郵便局の高速仕分け機に引っかかって破れてしまうためNGです。
手作りハガキの作成に必要なもの
以下のものを使って手作りハガキを作っていきます。
- 牛乳パック
- ハサミ
- ハンガー
- ミキサー
- ストッキング
- 洗濯のり
- 雑巾
- 新聞
手作りハガキの作成手順
- 牛乳パックを洗い、ハサミで適度な大きさに切ります。
- 耐熱容器にお湯を入れて牛乳パックを柔らかくしていきます。牛乳パックに貼られているラミネートと呼ばれる薄い紙を剥がしていきます。
- 柔らかくなった牛乳パックを手でちぎり、ミキサーでドロドロになるまで混ぜます。
- 容器に移し替え、洗濯のりを少しずつ入れて混ぜ合わせます。
- 次は紙すきハンガーを作ります。
- 針金ハンガーをはがきより大きめのサイズに曲げ、ストッキングを上に被せます。
- ドロドロにした牛乳パックを紙すき枠に紙が平らになるように入れ、新聞紙の上に雑巾を乗せて枠を置き新聞紙と雑巾を二つ折りになる形にします。
- 新聞紙を裏返し、紙すき枠をゆっくり外します。
- 紙を雑巾で挟んだ状態で上から少し重い平らな物を乗せて水分を押し出します。
- 水分が取れたら、乾燥させてはがきサイズにカットして出来上がりです。
作成中にチラシや折り紙を薄く切った物を入れ柄付のはがきを作成することもできます。
関連:効果的なDMの作り方とは?具体的な手順や作成時の注意点を解説
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はがきを手作りするメリット
現代のビジネスにおいて、メールやSNS、一斉配信のメルマガなどデジタルでのアプローチが主流だからこそ、あえて「手作りのはがき」を送ることには、法人マーケティングにおいて非常に強力なメリットがあります。
印刷会社に大量発注する既製品のDMとは一線を画す、手作りならではのビジネス上の強みを3つ解説します。
他の郵便物に埋もれない
毎日多くの請求書やダイレクトメールが届く法人のオフィスにおいて、ありきたりなデザインのDMは開封されずに捨てられてしまうケースが少なくありません。
しかし、手作りの風合いや、手書きのメッセージが添えられたはがきは、一目で「他とは違う」と分かります。担当者の目に留まりやすく、思わず手に取って中身を読んでしまうため、他社のデジタル広告や大量印刷されたDMを圧倒する開封率・反響率を期待できます。
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信頼感と特別感を与える
手作りのはがきは、受け取った企業に対して「自社のためにわざわざ時間と手間をかけてくれた」という強い特別感を与えます。
効率化ばかりが重視されるBtoB(企業間取引)のつながりにおいて、このような人間味のあるアプローチは強烈な印象を残します。競合他社との差別化はもちろん、「これだけ丁寧な対応をしてくれる会社なら、ビジネスのパートナーとしても信頼できる」という、企業のブランディングやロイヤリティ向上に大きく貢献します。
関連:ダイレクトメールって効果ある?反応率を高めるコツも解説
小ロットかつ安く発送できる
代行業者にDM発送を依頼する場合、コストを抑えるためには「数千通以上」といったまとまった発注が必要になることがほとんどです。
一方、社内で手作りするはがきであれば、最低注文数(ミニマムロット)のような制限は一切ありません。「今月のお得意様10社だけに送りたい」「展示会で名刺交換をした重要顧客20社に今すぐお礼を伝えたい」といった場面で、デザイン費や外注費をかけることなく、1枚単位から低予算かつハイスピードでアプローチを開始できます。
手作りはがきのデメリット
手作りのはがきには法人ならではの強力なメリットがある反面、ビジネスとして運用する上では無視できない大きな壁も存在します。手作りという手法が自社のリソースや目的に合っているかどうかを見極めるために、押さえておくべき3つのデメリットを解説します。
大量発送には向かず「膨大な時間と人件費」がかかる
手作りはがきの最大の弱点は、量産ができない点です。1枚ずつ紙をカットしたり、デザインを印刷したり、手書きのメッセージを添えたりする作業は、想像以上に時間がかかります。
送る相手が数社程度であれば社内で対応できますが、これが数十社となると、通常業務を圧迫するのは避けられません。「発送にかかったスタッフの人件費」を計算すると、結果的に代行業者に丸投げするよりもはるかにコストが高くなってしまった、という本末転倒な事態に陥りかねません。
郵便局のルールチェックの手間と「規格外」のリスク
手作りする以上、サイズ、重さ、紙の色、デコレーションの厚みなど、郵便局の細かい規定をすべて自社で管理しなければなりません。
もし、1枚あたりの重量が基準をわずかに超えてしまったり、「郵便はがき」の文言の位置が不適切だったりした場合、郵便局の窓口で受け付けを拒否されたり、「手紙(定形郵便物)」の料金を適用されて費用が高額になるリスクがあります。
作った後に不備が発覚した場合、すべて作り直しになるという大きな損失が生じ、社員の士気も下がってしまうでしょう。
仕上がりにバラつきが出やすく「企業のブランドイメージ」を損なう恐れがある
手作りのはがきは「温かみ」がある一方で、一歩間違えると「素人くささ」や「頼りなさ」といったマイナスの印象を企業に与えてしまう危険性があります。
カッターでの裁断がズレていたり、のり付けが甘くて端がめくれていたり、インクジェットプリンターの印刷がにじんでいたりすると、受け取った法人側は「雑な会社だな」と感じてしまいます。
BtoB(企業間取引)において何より重要な「信頼感」や「プロフェッショナルさ」を損なわないよう、高いクオリティを維持して作り続けるのは決して簡単ではありません。
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