こんにちは。格安DM発送代行「DM診断」です。
圧着はがきの種類の一つにZ折り圧着はがきがあります。
ここではZ折り圧着はがきについて詳しく解説していきます。圧着はがきを使おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Z折り圧着はがきとは
Z折り圧着はがきとは、特別な糊で紙を圧着して封印したはがきで、圧着はがきの種類のひとつです。
上から見るとZ型に織り込むため、Z折り圧着と呼ばれています。DM(ダイレクトメール)として利用されたり、返信はがきを織り込むことでアンケート集計などに使用されたりします。
圧着時の大きさ | 幅10cm×高さ14.5cm |
---|---|
展開時の大きさ | 幅29.5cm×高さ14.5cm |
関連:圧着ハガキとは?DM作成に圧着ハガキを利用する場合の特徴や効果など紹介
Z折り圧着はがきの価格
メジャーな圧着はがきは2種類です。
Z折り圧着はがきはV字圧着はがきよりも面積が広くなるので、印刷代や加工代は高くなります。
発注数 | V字圧着はがき | Z折り圧着はがき |
---|---|---|
500通 | 約110円/枚 | 約130円/枚 |
1,000通 | 約87円/枚 | 約104円/枚 |
10,000通 | 約58円/枚 | 約63円/枚 |
代行サービスのオプション
Z折り圧着はがきの発送は、業者により様々な代行サービスがあります。
例えば、エクセルなどで顧客名簿を提供すれば宛名書きまで印刷してもらえます。また、宛名にバーコードを印刷し広告郵便物指定を行うことで郵便料金を節約することも可能です。
Z折り圧着はがきに往復はがきをつけてアンケートをとった場合は、アンケート結果の集計まで行ってもらえるサービスもあります。
Z折り圧着はがきのメリット
- 封書と比べて手作業が少ない
- ハガキの5倍の情報量を安価に確保できる
- 情報を隠すことができる
- 開封率が高い
Z折り圧着はがきにはこのようなメリットがあります。それぞれ解説します。
封書と比べて手作業が少ない
封書タイプのDMの場合は封入作業に人件費がかかります。しかし、Z折り圧着DMでは封入作業がありません。印刷機ですべての工程が完了します。
現在では一枚の紙をダイレクトにZ折り圧着して一枚の完成品に仕上げることのできる機械があります。一瞬で印刷から圧着まで済むので非常に便利です。
関連:DMを封筒で送るメリット・デメリットと開封率を上げるポイントをわかりやすく解説
ハガキの5倍の情報量を安価に確保できる
圧着ハガキの中で広告スペースが一番広く情報量を掲載できるのがこのZ折り圧着ハガキです。
開封箇所が2ヶ所もあるので、その掲載できる情報量は通常のハガキと比べて約5倍にもなります。
全ての圧着箇所を剥がせば通常のハガキの3枚分もあるにも関わらず、発送料金は通常のハガキと同じで安い価格で発送ができます。
そのため、最大の情報量発信と最小の発送価格が両立できるという大きな利点があります。
開封した中身はワイドなスペースで、表面、裏面の2面も使用できるのでアイデアや伝えたい内容の表現力が更に広がります。
情報を隠すことができる
圧着はがきは、重要な情報や伝えたい情報などを圧着により張り付けられたはがきの内側に記すことができます。
通常のはがきだと、発送されたはがきが受取人の手元に届けられるまでの間に、誰かに大切な情報や他人に見られたくないような情報を盗み見られてしまうということも起こってしまうかもしれません。
Z折り圧着はがきであれば、重要な情報を圧着面の中に記すことができますので、受取人がはがきを受け取って、張り付けられたはがきの圧着面を開くまで、受取人以外の他人がはがきの張り付けられた面に記されている情報を盗み見ることはできません。
開封率が高い
圧着はがきは、お客様の手元についた時には中身を見ることができません。
中に何かが隠れていることがすぐにわかるようになっていて、思わず中身を見たくなる心理効果があるので開封率が高いのもポイントです。
そのため、通常のDMよりも中身を見てもらいやすいのです。
【関連記事】
DMの開封率の目安は?開封率を上げるためのポイントとともに解説
Z折り圧着DMの活用例
企業の案内を顧客などに発送にて知らせる場合において、通常ハガキだけでは案内を詳しく知らせることが出来ないと悩まれている方も少なくはありません。
- 多くの情報を提供したい
- 重要事項を掲載したい
といった要望のある企業では、Z折り圧着での案内状は大変活躍をしています。
Z折り圧着DMの使われ方としては、店舗などの広告などを掲載することが多いです。
特別感の演出
例えばファッショングッズなどの商品一覧などを圧着によって隠して送付することで、この商品はあなただけにオススメといったような特別感を演出できます。
おみくじの記載
数種類のパターンを印刷しておいて、中の隠れた部分に「当たり」などの記載をしておけば、おみくじのような楽しい使い方も可能です。
個人情報の記載
圧着はがきは、一度剥がすと再びつけられないという特性があり、誰か他人が開けてしまうとすぐにわかります。そのため秘匿性も高く、大切な個人情報をお知らせするという使われ方もあります。
特に店舗に会員登録をしてもらった場合の、個人情報の確認のお知らせや、金融機関の残高確認などの情報を記載するのにも向いています。
写真や絵の記載
その他の使い道としては、Z折り圧着の場合は、広げると3倍の面積になりますので、大きな写真や絵などを載せておくと、インパクトのあるDMとすることもできるでしょう。最近では飛び出す圧着ハガキなどもあり、子供などにも喜ばれる演出も可能です。
Z折り圧着はがきの注意点
重量に注意する
普通葉書に比べて情報量の多さが魅力のZ折り圧着葉書ですが、作成にあたっては注意点があります。
それは総重量です。郵便葉書には、横100mm、縦148mmの寸法だけでなく重量の規制があります。
はがきの重量は6gまでと定められています。
Z折り圧着は紙の表面にニスと糊を塗って、再剥離可能なシール加工を施します。このため紙の重量に若干のプラスアルファが加わります。また紙の性質上湿気を吸う場合があり、紙そのものは軽くても水分を含むと重くなってしまう場合があります。
厚手の用紙を使用すると、用紙だけなら6gの規定に収まっていてもシール加工を施し吸湿すると、規定の6gを超過する場合があります。
しかしながらあまりに薄い用紙を利用すると、次のような難点も生じてきます。
- 質感が安っぽくなる
- 圧着を剥がす際に紙が破れやすい
Z折り圧着に使用する用紙には、90kgと呼ばれる中厚手の用紙が質感と総重量のバランスがよく適切です。
90kgというと本来やや薄い紙ではありますが、Z折り圧着加工の工程でニスを塗りますので厚みの割にはコシがある状態となり、手に取った時の質感は決して安っぽくないのでおすすめです。
発送期間に余裕を持つ
注文してから何日目で発送するかによって、料金が大きく変動します。
急ぐほど割高になりますので、発送期間に1週間ほどの余裕をもって注文することで、安いはがきを作ることが出来ます。
Z折り圧着ハガキの印刷
Z折り圧着ハガキを開く為のめくり加工にも種類があります。
よく使用される加工方法は2つあります。
- コーナーカット
- ズラシ折り
コーナーカット
コーナーカットとは、地側の角を落とすことによりそこからハガキを開く方法です。
ズラシ折り
ズラシ折りとは、折り線の位置をずらして一辺のどこからでもハガキを開くことができるようにした方法です。
ズラシ折りの際に気をつけなくてはならない点は、ハガキ本体に「POST CARD」若しくは「郵便はがき」を記載しなくてはなりませんが、隠れている中面(宛先面ではなく)に「POST CARD」「郵便はがき」を記載しなくてはなりません。
まとめ
Z折り圧着はがきはV字圧着はがきよりもさらに多くの情報を載せつつ、料金を抑えて発送することができます。
Z折り圧着ハガキ以外の送り方は「DMのサイズ選びのポイントは?種類・発送料金の目安など合わせて紹介」で詳しく解説しているので、比較したい方はこちらの記事もご確認ください。
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