DM診断ライターチームです。
誰もが一度受け取ったことがあるDMですが、最近ではより高い広告効果を得るために、変わり種のはがきを使い受け取る側の意識を向けようとしています。そのうちの一つが、型抜きはがき(ダイカットはがき)です。
型抜きはがきDMとは
型抜きはがき(ダイカットはがき)とは、通常の四角な形のはがきではなく、デザイン性のある形に型を取り、抜き取る方法で作られるはがきです。
変形はがきと呼ばれることもあり、形は様々なものがあります。
- 企業の商品やシンボルマークを型抜いたもの
- 個展の案内では展示作品を印刷して型抜いたもの
など、DMの数だけ異なる形のはがきがあります。
型抜きはがきは受け取り側の目を引き、広告ツールとして高い効果が期待できるものです。
最近ではインターネット上から専門の業者に依頼し、企業だけでなく個人でも型抜きはがきを作ることができるようになりました。
作るのが大変そうというイメージがある型抜きはがきですが、ネット環境が整っていれば、いつでもどこでも依頼することが可能で、手軽に作ることができます。
型抜きはがきのメリット
型抜きはがきは、伝えようとする内容をデザインや形でダイレクトにアピールできる効果があります。
目立つ
型抜きはがきの特徴は、何と言っても企業の個性がdmにそのまま反映されていること。
- ライバル企業と差をつけたい!
- 数あるdmの中から我が社のものを一番目立たせたい!
- 顧客にとにかく手に取ってもらいたい!
このような企業にはぴったりの集客ツールではないでしょうか。
企業が伝えたい情報が一目で分かる
型抜きはがきの大きさや形は自由で、企業が伝えたい情報をそのまま形にして顧客に発送することができます。
ビールの宣伝であれば缶ビールの形ではなくジョッキに注がれたビールの写真と形を採用することで、ビールの味やのど越しを想起させます。
化粧品の宣伝であればその化粧品の原寸大パッケージを模した型抜きはがきにすることで商品を手にした時のワクワク感が伝わるでしょう。
形が珍しい
型抜きはがきはデザインに沿って様々な形で切り抜くことができます。
四角以外のはがきは少ない分、とてもインパクトがあり、いただいた方も「これは何のはがきかな?」とわくわくします。興味を持っていただければ開封していただきやすくなると思います。
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型抜きはがきの使い道
ポストの中で「四角い郵便物」に混ざっていると圧倒的な違和感(目立ちやすさ)を放つため、法人向け・個人向け問わず「ここぞ!」という場面で非常に強力な使い道があります。
自動車ディーラー・整備工場
ポストを開けた瞬間に「車の形」「タイヤの形」などが入っていると、車好きの顧客や買い替えを検討している層の目を確実に惹きつけます。
新車フェアの案内や、他社への乗り換えを防ぎたい車検のリマインドに最適です。また、車好きなお子さんのために手元に置かれやすく、長期的な認知効果も生まれます。
飲食店・食品販売
ケーキやピザなどの形にすることで、視覚から入る「美味しそう」「楽しそう」という感覚を刺激します。「夏の発泡酒・ビール祭り」「クリスマスケーキの早期予約案内」などで使用すると、受け取った人の来店意欲や購買意欲をダイレクトに動かすことができます。
住宅・リフォーム業界
家の形にすることで、ひと目で「住まいに関する案内だ」と直感的に伝わります。地元の工務店が開催する新築完成見学会の招待状や、外壁塗装・キッチンリフォームの相談会の案内に使うことで、家族の間でも話題に上りやすくなります。
展示会・イベントの誘致
合同展示会や自社主催のビジネスセミナーへの招待状として、チケット型にするのも効果的です。
四角いハガキよりも「特別な入場券」としての価値を感じてもらいやすく、デスクの上に保管されやすくなります。
年始の挨拶や周年記念
「扇」「富士山」など縁起のいい形にすることで、年賀の挨拶や、創業〇周年の感謝を伝える節目での利用に効果的です。
他社からも大量に届く普通の年賀状や挨拶状の中に、一際目立つ縁起物の形をしたハガキが混ざっていれば、それだけで自社の印象を強く残すことができます。「あそこの会社は面白い工夫をするな」という、企業としてのポジティブな評価(ブランディング)に繋がります。
型抜きDMの注意点
型抜きDMは、他社との差別化や開封率の向上に絶大な効果を発揮する一方で、その特殊な形状ゆえに、通常の四角いDMにはない実務上の注意点がいくつかあります。
郵便局・配送業者の「規定サイズ」をクリアしているか
型抜きDMであっても、郵送やメール便で送る以上、配送会社のルールに従う必要があります。
たとえば、日本郵便の「定形郵便(通常のはがき料金)」として送るためには、単に重さだけでなく「長方形(4つの角がすべて90度)でなければならない」という基本原則があります。そのため、完全に丸い形や、デコボコした形をしたハガキは、原則として「定形外郵便」の扱いになり、送料が高くなるケースがほとんどです。
発送代行業者を通じて「ゆうメール」や「各社メール便」を利用する場合でも、最大サイズや最小サイズ、厚みの規定が厳格に決まっています。必ずデザインを確定する前に、カンプ(見本)のデータを発送代行業者に見せ、「この形状であれば、どの配送サービスで、1通あたりいくらで送れるか」を確認するのが鉄則です。
破損が起きない形状か
あまりに複雑な形や、細く尖った部分があるデザインにすると、配送会社の仕分け機械や、配達員のカバンの中で引っかかり、破れてしまうリスクが高くなります。
また、ポストに投函される際に端が折れ曲がってしまい、届いたときには無残な姿になっていた、というのでは企業のイメージダウンに繋がりかねません。 型抜きを行う際は、角を少し丸める(アールをつける)など、引っかかりにくい滑らかなシルエットを意識することが大切です。
宛名シールやバーコードのスペースがあるか
DMを発送するためには、当然ですが相手先の住所・社名や、配送用のバーコード(カスタマバーコードなど)を記載するスペースが必要です。
自由な形に型を抜いた結果、「宛名ラベルを貼る場所がなくなってしまった」「デザインの重要な部分が宛名シールで隠れてしまった」という失敗が起こりやすいのも型抜きDMの盲点です。企画段階で、表面(または裏面)のどこに宛名情報が収まるかをしっかりシミュレーションしておきましょう。
製造コストと納期に余裕を持たせる
型抜きDMは、印刷した後に「抜き型」と呼ばれる専用の金型を作って紙を打ち抜くか、レーザーでカットする特殊な工程が加わります。
そのため、通常の四角いはがきに比べて「型代(初期費用)」や「加工賃」が上乗せされ、製造コストが高くなります。
また、工程が増える分、仕上がりまでの納期も長くなるため、スケジュールに十分な余裕を持って発注する必要があります。
型抜きDMを安く制作・発送するコツ
型抜きDMは高い効果を期待できる反面、特殊な加工が必要なため、通常のDMよりもコストが高くなりがちです。しかし、企画や発注の仕方を少し工夫するだけで、実務上、大幅に費用を抑えることができます。
印刷会社の「既製型(テンプレート)」を利用する
型抜きDMのコストを押し上げる大きな要因の一つが、オリジナルの形状に合わせて作る「抜き型(金型)」の製作費用です。一からオリジナルの型を作ると、それだけで数万円の初期費用がかかってしまいます。
費用を抑えたい場合は、印刷会社や発送代行業者があらかじめ用意している「既製型(丸型、家の形、車の形、吹き出し型など)」のテンプレートから選ぶのが最も効果的です。これなら型代が一切かからないため、通常のハガキに近い加工賃だけで型抜きDMを制作できます。
配送会社の「最安規格」に収まるサイズで設計する
どれだけ印刷費を削っても、1通あたりの送料が高ければ全体の予算は跳ね上がります。
型抜きDMをデザインする際は、利用する予定の配送サービス(ゆうメールや各社メール便など)の「最小サイズ・最大サイズ・重量」の規定を事前に厳しくチェックしてください。例えば、ほんの数ミリはみ出しただけで「定形外(大)」の扱いになり、送料が倍近くになってしまうケースもあります。
「このサイズ・この紙の厚みなら一番安い運賃枠で送れる」という限界のラインを、必ずデザイン確定前に発送代行業者に確認しておきましょう。
共通デザインで「まとめて印刷」し、宛名だけを分ける
型抜きDMの印刷・加工費は、一度に作る部数が多ければ多いほど、1枚あたりの単価が劇的に安くなります。
そのため、例えば「ご来店感謝フェア」のように1年間を通して使える共通のデザインにしておき、先に数千枚をまとめて印刷・型抜きまで終わらせておく手法がおすすめです。
あとは発送するタイミングに合わせて、必要な分の宛名だけを代行業者に印字(バラ出し)してもらえば、トータルの製造コストを大きく抑えられます。
印刷から発送まで一括対応の「発送代行業者」に依頼する
「印刷はA社、発送はB社」と別々の会社に発注すると、それぞれの会社で手数料が発生するだけでなく、自社でのデータ転送や手配の手間、送料が二重にかかってしまいます。
型抜きDMのノウハウを持つ「発送代行業者」に窓口を一本化すれば、印刷・加工・宛名印字・発送までを一括のパッケージ料金で請け負ってくれます。
さらに、代行業者は配送会社と大口の特約契約を結んでいるため、自社で普通に郵便局へ持ち込むよりも遥かに安い割引送料が適用され、トータルコストの削減に直結します。
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