ラベルシールを自社で印刷している場合、途中で詰まって困るときもあるでしょう。ラベルシールの用紙が詰まりやすいなら、原因に合わせた対策が必要です。この記事ではラベルシールが詰まって悩んでいる人へ向けて、原因や対策を解説します。詰まり以外にも、印刷時によくあるトラブルの解決策を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
ラベルシールを印刷する時に詰まる原因2つ
ラベルシールを印刷する際に詰まりが発生する原因は、主に2つあげられます。ここでは、それぞれの原因について詳しく解説します。
紙の厚み
ラベルシールの詰まりは、印刷する紙の厚みによって発生している可能性があります。ラベルシールの用紙はシールと台紙が重なっており、紙2枚分の厚みになっています。印刷するラベルシールが厚いほど詰まりやすいため、注意が必要です。
なお、一般的な紙に印刷する際も、厚みがあるほど詰まりやすくなります。厚みのある紙は、薄い紙より印刷時のトラブルが発生しやすいです。
ラベルの浮き
ラベルシールはシールと台紙が重なっており、管理の仕方によっては剥がれて浮いてしまう場合があります。シールは粘着するため、印刷している途中で剥がれれば周囲にくっついて詰まる恐れがあります。複合機の中でラベルが浮いてしまうと、詰まりを解消するために用紙を取り出すのも一苦労です。
ラベルが浮いている場合、たとえ詰まりが発生しなくてもきれいに印刷できない可能性があるため、注意しましょう。
ラベルシールを印刷する時に詰まるトラブルの解決法
ラベルシールを印刷する時に詰まりが発生しないようにするには、どうすればいいのでしょうか。詰まりを解決するための方法は、さまざまなものがあります。ここでは、ラベルシールの印刷時の詰まりを解決する方法を解説します。
レーザープリンター用紙を選ぶ
ラベルシールの詰まりを防ぐには、レーザープリンター用紙がおすすめです。インクジェット紙のラベルシールの用紙もありますが、レーザープリンター用紙と比較すると詰まりやすいという特徴があります。
よって、ラベルシールの用紙を選ぶ際は、レーザープリンター用紙を選びましょう。なお、どちらにも対応できるマルチタイプの用紙も販売されています。マルチタイプならどの複合機でも使用できるうえに、詰まりも発生しにくいです。迷う場合は、マルチタイプを選ぶと安心です。機器に適さない用紙を使用すると故障の原因にもなるため、気をつけてください。
1枚ずつトレイにセットする
ラベルシールの詰まりを解決するためには、用紙を1枚ずつトレイにセットするのも重要なポイントです。用紙の滑りが悪い場合や滑り過ぎる場合、給紙がスムーズにいかず詰まりが発生しやすくなります。用紙をまとめてセットすると、他の用紙との摩擦で給紙がうまくいかなくなる可能性が高いです。用紙を1枚ずつセットすれば、他の用紙の影響を受けずに済みます。
ただし、1枚ずつトレイにセットしてもうまくいかない時は、ラベルシールの用紙の下に普通紙を1枚敷くと給紙がスムーズになる場合もあります。
また、ラベルシールは、メーカーが推奨しているものを選ぶことも大切です。複合機との相性によっては紙送りがしにくく、詰まりやすい場合があります。
印刷設定をする
ラベルシールを詰まらせずきれいに印刷するには、印刷設定も確認すべきです。印刷設定を「厚紙」に切り替えると、厚紙でもスムーズに送り出せるようになります。設定で「ラベルシール」を選択できる場合は、ラベルシールを選びましょう。複合機の種類によっても設定方法が異なるため、説明書などで手順を確認してください。
なお、複合機だけでなくパソコンでも印刷設定が可能です。両方の印刷設定を「厚紙」や「ラベルシール」にしておくと、よりスムーズに印刷ができるようになります。ラベルシールを印刷する際は、適切な印刷設定ができているか事前に確認することが大切です。
浮いているラベルを使わない
すでに解説したとおり、ラベルの浮きが発生していると詰まりの原因になります。印刷する前にラベルシールの状態をチェックし、浮いていないか確認することをおすすめします。何らかの理由により一度剥がしたラベルシールも、印刷には使用しないほうが良いでしょう。しっかりくっついているように見えても、剥がれやすくなっています。
浮いていたり一度剥がしたりしたラベルシールは詰まりやすいだけでなく、複合機の故障の原因にもなります。大きなトラブルにつながる恐れもあるため、使用しないよう徹底することが大切です。
【詰まり以外にも】ラベルシールを印刷する時によくあるトラブルと解決策
ラベルシールを印刷する時は、詰まり以外にもさまざまなトラブルが発生する可能性があります。きれいにラベルシールを印刷するためには、さまざまなことに気をつけなければなりません。ここでは、ラベルシールを印刷する時によくあるトラブルと解決策を解説します。
インクで紙に汚れが付着する
ラベルシールを印刷してみると、インクによる汚れが付着するケースもあります。たとえば、インクが点々と付いたり、印刷の一部が剥がれているように見えたりする場合があります。このような状態は、印刷設定が適切でない可能性が高いです。
印刷がうまくいかない時は、印刷設定を確認しましょう。印刷設定を「厚紙」や「ラベルシール」に設定すると、ラベルシールに適した印刷ができるようになります。インク量も適量になるため、汚れやかすれも発生しにくいです。
ただし、インクでラベルシールが汚れる時は、複合機の内部でトナーインクが漏れている可能性もあります。その場合は業者による対処が必要であるため、早めに相談しましょう。
印刷がずれる
ラベルシールは枠内に印刷する必要がありますが、ずれてしまうトラブルもよく発生します。印刷がずれないようにするためには、ラベルシールの用紙のセット位置を固定することが大切です。
給紙トレイにセットする場合はあまり神経質になる必要はないものの、手差しトレイにセットする場合はミリ単位での調整が必要です。セット位置を丁寧に確認したうえで用紙をセットしましょう。
ラベルシールを印刷する前には必ず試し刷りをしよう
ラベルシールを印刷する場合、いきなり用紙に印刷すると失敗する可能性もあります。ラベルシールを作る時は、事前に試し刷りするのがおすすめです。試し刷りを行えば、印刷設定や用紙の位置などに問題がないか確認できます。
詰まり、汚れ、紙送りなどのトラブルが発生しないかどうかもチェックできるため、ラベルシールの用紙を無駄にせず、スムーズに印刷しやすくなります。
印刷する前に必ず試し刷りを行い、問題がないことを確認したうえでラベルシールを作成しましょう。
まとめ
ラベルシールが詰まる場合、今回解説した原因を理解したうえで対策する必要があります。ただし、ラベルシールの詰まりをはじめとするトラブルが発生すると、業務が滞る原因になります。業務効率化のためには、ラベルの作成を外注するのも一つの方法です。
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