こんにちは。DM発送代行「DM診断」のライターです。
情報量を通常のハガキの2倍〜3倍に増やせ、かつ郵送料を据え置ける「圧着はがき」は、今やマーケティングの定番ツールです。
しかし、いざ導入しようとした際、多くの企業様が「自社の複合機や簡易な機械で内製できるのでは?」、あるいは「デザインだけ自社でやって、ネット印刷の最安値で回せばいいや」と、安易に考えてしまいがちです。
結論から申し上げます。圧着はがきは、絶対に信頼できる専門業者へ「一括外注」すべきです。
今回は、私たちが30年の歴史で目撃してきたデータや経験則をもとに、圧着はがきを外注するメリットを解説します。
圧着はがきを外注するメリット
「剥がれない・開かない」という致命的リスクを回避できる
圧着はがきは、紙の表面に特殊な接着糊(UV糊やフィルムなど)を塗布し、数トン単位の超高圧プレスをかけることで作られています。
ここには、プロでないとコントロール不可能な「化学変化」が絡んでいます。
「のりが強すぎて紙ごと破れてしまう」「配達される前に開いてしまい、個人情報が丸見えになっていた」……これらは、私たちが他社の診断を行う際に本当によく遭遇する大失敗事例です。
プロの専門業者は、その日の「気温」や「湿度」、さらには「使用するインクの成分」に合わせて、糊の量やプレスの圧力をミクロン単位で微調整しています。特に梅雨時期や冬場の乾燥期は、印刷現場の職人が最も神経を尖らせるポイントです。外注することで、「お客様がペリペリと心地よくめくれて、なおかつ途中で剥がれない」という絶妙な品質を100%担保できます。
郵便局の「ミリ単位の規格チェック」を一発クリアできる
DMは、作って終わりではありません。「安く送る(郵送料の割引を受ける)」ためには、郵便局が定める極めて厳しいルールをクリアする必要があります。
「サイズが1ミリオーバーしていた」「紙の厚さ(重量)が規定より0.5g重かった」「バーコードの印刷位置がズレていた」という理由だけで、郵便局の窓口で割引を拒否され、郵送料が想定の2倍になったという話が実在します。
実績のある外注業者は、郵便局の「広告郵便物割引」や「区分機(自動仕分け機)」の特性を熟知しています。デザインや仕様の段階で、「この位置に宛名を持ってこないと割引が効きません」「この紙質だと重量オーバーになります」と先回りして教えてくれます。
面倒な郵便局への事前申請(承認手続き)を代行してくれる業者も多いため、担当者様は余計な書類仕事から解放されます。
「成約率が激変する」プロのノウハウを反映できる
圧着はがきは「表面を見た瞬間の2秒」で、めくられるかゴミ箱行きかが決まります。
自社のデザイナーや、DMの特性を知らない一般的なデザイン会社に頼むと、「全体的に綺麗だけど、どこをめくればいいか分かりにくいハガキ」や「裏面を開けてもWEBへの誘導QRコードが小さすぎて見落とされるハガキ」になりがちです。
DMを専門とする外注業者には、「過去にどんなデザインが、どれだけの反応率(CVR)を叩き出したか」という膨大なデータ(A/Bテストの結果)が蓄積されています。
「剥がし口の矢印は、この色と大きさが一番めくられる」「QRコードの周りにはこれだけの余白を作らないとスマホが認識しない」といった、マーケティング視点に基づいた「売れるクリエイティブ」を提案してもらえるのが、外注最大の付加価値です。
宛名印字から発送まで「一気通貫」でコストも下がる
圧着はがきを送るには、「印刷・圧着」「顧客データの宛名印字」「郵便局への持ち込み(発送)」という複数の工程が必要です。これをバラバラの会社に発注したり、自社で行ったりするのは非効率の極みです。
印刷だけをネット印刷に頼み、届いた大量のハガキに、自社の社員が総出で宛名ラベルをペタペタ貼る……。これは人件費の無駄遣いであるだけでなく、万が一「ラベルの貼り間違い」が起きれば、重大な個人情報漏洩につながります。
ワンストップ(一括)で対応できる外注業者に頼めば、最新のセキュリティ環境のもと、データ連携だけで高速かつ正確に宛名印字まで完了します。さらに、印刷から発送まで一箇所で行うため、社内での人件費や、拠点を移動させるための無駄な物流送料が一切発生せず、結果としてトータルコストが最も安くなるケースがほとんどです。
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圧着はがきのメリットとは?それぞれ解説
圧着はがき自体のメリット
通常のハガキや封筒DMと比較した際、圧着はがきという「仕組み」そのものが持つ最大のメリットは、「開封の手間を最小限に抑えつつ、封筒並みの情報量を最安の郵便料金で届く」という点にあります。
封筒DMは「ハサミで切る・ゴミが出る」という心理的負担から開封率が下がりますが、圧着はがきは「ペリペリと指でめくるだけ」という手軽さがあります。
さらに、通常のはがきと同じサイズであれば、郵便料金は据え置きのまま。つまり、「郵送料金は1通分のハガキ代なのに、中身はチラシ数枚分の広告スペースを確保できる」という、コストパフォーマンスにおいて右に出るものがいない最強のDMフォーマットなのです。
V字圧着はがきのメリット
V字圧着はがきは、見開きで「バサッ」とダイナミックに開く、最もスタンダードな2つ折り(4ページ分)のタイプです。
V字圧着の最大のメリットは、「一瞬ではがせて、開いた瞬間の視覚的インパクトが最も強い」ことです。Z折りのように2回めくる必要がないため、ユーザーの離脱が少なく、中のコンテンツを一目で網羅させることができます。
インパクト重視の「新商品発売キャンペーン」や、見開き2ページを贅沢に使った「高額商品の大迫力な写真レイアウト」、あるいは「店舗のグランドオープン告知(地図を大きく見せる)」といったシーンで大活躍します。製造コストがZ折りより安いのも魅力です。
関連:V字圧着はがきDMとは?長所・短所から発送までの流れを解説
Z折り圧着はがきのメリット
「Z」の文字のように折りたたまれた、圧倒的な情報量を誇る3つ折り(6ページ分)のタイプです。

巻き三つ折り圧着DMのメリット
Z折と同じ6ページ構成ですが、内側へ包み込むように折る「巻き込み型」の3つ折りタイプです。
巻き三つ折りの最大のメリットは、「ストーリー性を持たせたステップ型の情報開示ができる」点にあります。
Z折りは左右に引くと両面が同時に見えてしまいますが、巻き三つ折りは「1面目をめくる(ステップ1)」→「さらに内側を開く(ステップ2)」という段階を踏みます。
1面目で「えっ、私のこと?」と共感させ、2面目で「その解決策がこちら」と商品の魅力を語り、最後に最大見開きで「今だけの限定特典!」とクロージングするストーリー展開で成約率を上げられるとして人気です。
関連:巻三つ折圧着DMの使い方、コスト、発送と印刷技術について
A4圧着DMのメリット
ポストの中で圧倒的な異彩を放つ、定形外(A4サイズ)の巨大な圧着DM(見開きA3〜最大A2サイズ)です。
A4圧着のメリットは、なんといっても「封筒DMの開封の手間」と「通常はがきのサイズ限界」を同時に突破する、圧倒的なコスパの良さにあります。
封筒のように「ハサミで切って、中のチラシを取り出す」という面倒くささが一切ないのに、広げればA3やA2サイズの巨大なポスター並みの紙面が出現します。
現場のデータでも、新車発表のカタログ、塾の夏期講習の全カリキュラム一覧、不動産の立体的な間取り図など、「文字や写真を絶対に小さくしたくない高額商品・情報量MAXのプロモーション」において、他の追随を許さないトップクラスの成約率を叩き出しています。
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圧着はがきの効果とは?
テレビCMやネット広告、SNSなどでインターネット上で多くの人に多くの情報を与えられる時代ですがDMは今もなお多くの企業などで使用されてきています。「昔からあるから」というような単純な理由ではなく、使われ続けていることにはそれだけの理由があるのです。
ここからは実際のデータを元に圧着はがきの効果を解説します。
開封・行動喚起率
圧着はがきの最大の強みは、「めくらせる心理効果」による高い開封率と、その後の行動(購入やWEB検索)への移行率の高さです。
一般社団法人日本ダイレクトメール協会が毎年実施していた定点調査によると、自分宛てに届いたDM全体の効果として以下のような高い数値が報告されています。
自分宛てDMの開封・通読率は「75.4%」。さらに、DMを受け取った後にネットで調べたり、店舗に足を運んだり、実際に購入に至った行動喚起率は「20.4%」にのぼります。
ネット広告(ディスプレイ広告など)のクリック率が一般的に「1%未満」の世界である中、5人に1人が具体的な行動を起こすDMのパワーは圧倒的です。特に圧着はがきは、通常はがきよりも「中身を見たい」という欲求を刺激するため、この平均値をさらに押し上げるポテンシャルを持っています。
「コスト半減」と「レスポンス率1.4倍」を両立した実例
次に、封筒DMから「圧着はがき」へリプレイス(切り替え)した際の、具体的なコスト削減と効果アップの相関データです。
大手のネット印刷・DM発送代行サービス「ラクスル」が公開している企業事例では、圧着はがきへの切り替えによる劇的な効果が数値化されています。
従来の封筒DMから「A4サイズ圧着はがき」に切り替えた結果、制作・発送コストを約50%(半分)に削減。それと同時に、レスポンス率(反応率)が1.4倍に向上したという事例が報告されています。
私たちDM診断もコストパフォーマンス向上の相談を受けた際は、まずこの「封筒から圧着への切り替え」をシミュレーションします。
封筒を「開ける」という心理的障壁が消えること、そして資材代や封入の人件費が浮くことで、上記のように「コストは下がり、成果は上がる」という理想的な逆転現象が数字として現れます。
通常はがき比「最大5倍」の情報量を同じ郵送料で実現
コストパフォーマンスを測る上で、最も分かりやすい定量データが「1円あたりの掲載面積」です。
通常はがきと「同じ郵便料金(定形内)」でありながら、V字圧着(2つ折り)であれば通常はがきの「3倍(4ページ分)」、Z折り(3つ折り)であれば「5倍(6ページ分)」の面積を確保できます。
1通あたりにかかる「郵送料」という最大の固定費を変えずに、伝える情報量を300%〜500%に増量させられる計算になります。
これにより、1枚のハガキの中に「商品説明」「顧客の声」「割引クーポン」「WEB誘導QRコード」をすべて、文字を小さくすることなくゆったりと配置できるため、結果として1通あたりの投資対効果(ROI)が最大化されます。
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